句碑めぐり

2009年11月26日 20時29分14秒 | 自分の意見の陳述
この句碑は松山市高浜1丁目の昭和橋の付近にあります。子規の明治25年の句です。

句は、

興居嶋へ魚船いそぐ吹雪哉

です。松山市の沖にゴゴシマという名の島があります。魚船は、うおぶね、と読むのではないかと思われます。


For Gogoshima Island is hurrying a fishing boar in a snowstorm.

A fishing boar is hurrying for Gogoshima Island in a snowstorm.
の文章を倒置したのが先の文章です。前置詞for はtoになるかもしれません。for は方向を示し、toは目的地を示す。あの船ハゴゴシマへ向かっているけど、そこに達するかどうかはわからんではないかというのが、for の使い方で、達するのだと確信した言い方が、to のを使い方です。この場合はtoのほうが素直かも知れない。

For Gogoshima,
Is hurrying a fishing boat,
In a snowstorm...


To Gogoshima,
Is hurrying a fishing boat,
In a snowstorm...
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句碑めぐり

2009年11月26日 20時03分34秒 | 自分の意見の陳述
この句碑は松山市勝岡町の内新田公園にあります。平成4年に建立されました。この句碑のいいのは字が大きくて読みやすいことです。中学生でも読めるでしょう。凪ぐはちょっとむずかしいかも知れません。句碑めぐりをしていると、句碑を見ただけではなにが書かれているのか分からないのがあるということです。あまりに達筆すぎるのもこまります。すくなくとも中学生でも読めるようなものにしてほしいものです。

句は、

十月の海ハ凪いだり蜜柑船

です。「寒山落木」巻四(明治28年冬)の句。明治28年、子規が最後の帰郷の日々を終えて松山の三津から船にのり広島宇品経由で東京へ向かう途中、松山の海浜でみた風景の一駒と言われています。

例によって、英語訳してみましょう。

ああ、これは十月の海だ。凪いでいるなあ。あああそこに蜜柑を積んだ船が浮かんでいる。


Ah, this is the sea in October, which is very calm.
I can can see a ship loaded with mandarine oranges off the shore.

the sea in October,
which is very calm,
a ship loaded with mandarine oranges off the shore.

The sea in October,
Which is very calm,
A mandarine orange ship off the shore

a mandarine oranage ship が長いとかんがえれば、an orange ship とする手もあるかもしれません。ここは、理論ではなく、勘の問題であり、feelingの問題、好き嫌いの問題です。

The sea in October,
Which is very calm,
An orange ship off the shore
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秋のヒマワリ

2009年11月26日 18時53分56秒 | 自分の意見の陳述
歌手チェウニのうたう歌に、冬のひまわり、という歌があります。

8時ののぞみにわざとおくらせて(I intentionally postponed the time of departure for the 8 p.m. Nozomi)、というような歌詞で始まる歌で、悲しい恋の歌です。冬にくるいざくひまわりはみじめなだけね・・・(Sunflowers blooming out of seaso in wintert. It looks miserable.) とういような歌詞だったと記憶します。

この写真は松山市内の護国神社の近くで撮ったものです。さしずめ、秋のヒマワリと言えそうです。季節外れではありますが、咲く花に、悲しみの影はありませんでした。あくまでもヒマワリらしく力強く空にむかって伸びていました。

This phote was taken at the palce near Gokoku-jinjya Shrine in Matsuyama.Sunflowers around this time in the year is out of season and sound a little bit curious. But, actually looking at them didn't make me feel starnge at all. Sunflowers were always sunflowers ,showing their strength likeb their name toward the sun.

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ミカンの木

2009年11月26日 18時39分26秒 | 自分の意見の陳述
松山でミカンの木を見ること、そしてミカンの実が木になっているのを見かけるのはさほど珍しいことではありません。しかし、このような平地(ここは田んぼだったところでしょう)で見かけるのは珍しいです。ほとんどの場合、山の斜面などに木が植わっているものです。さてミカンのことをどういうのかですが、この種のミカンはたぶん、mandarine orange というのでしょうか?カリフォルニアから輸入されているオレンジとは形、味が違います。

I took this photo of mandarine oranges because the scene of orange trees planted in the fields reminded me of my childhood. I was born in a farmer family and in my young days I used to help my parents in cultivating various klinds of oranges palnted on the mounatin slopes.
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句碑めぐり

2009年11月17日 09時23分05秒 | 自分の意見の陳述
最近句碑めぐりをしています。というのも、私は、松山に拠点を置いて活動を続ける文芸同人誌「原点」の同人に数年前に加えてもらい、以降ほそぼそとエッセイなどを書き続けてきました。来春には同誌の第100号が発行される予定です。昭和40年にスタートしたのだそうです。「松山市内、子規の句碑をたづねて歩く」という題でエッセイを書こうと思い、材料をあつめに歩いているわけです。写真は、市内の南高井にある杖ノ淵公園で撮ったものです。この池の水は湧水です。むかし弘法大師がここで杖をつくと水がわいて出てきたという説話があります。この公園の一角に子規の句碑が立っています。そこには、「ていれぎの下葉浅黄に秋の風」という句が彫られています。この句は明治25年に読まれたものです。ていれぎ、とは松山市の指定文化財(天然記念物)で、きれいな水の中でしか育たないそうで、深い緑の水草です。下葉とは、草木の下のほうの葉、という意味です。ですから、ここでは浅黄という色であり、ていれぎ、のことを言っているのではない、と理解いたします。秋の草、木、の葉ということでしょう。

この、「ていれぎの下葉浅黄に秋の風」を私の方法論で、英語に訳してみましょう。

まず、原風景を、日本語で再現します。

「今私は高井の里、ていれぎの里にやってきた。見ると、木の葉が浅黄いろに色づいているな。そりゃそうだ、いまは秋だもの・・・」

日本語で58音節になます。原風景の再現は読み手により変化します。

この再現風景を英語にします。

①I am now at the "teiregi" water-weed village in Takai. I can see leaves of the trees colored in pale-yellow. Ya,...It is now in autum.


又は
②I am now at Takai village ,famous for the "teiregi" water-weed. I can see leaves of the trees colored in pale-yellow. Ya,...It is now in autum.

浅黄は、pale-yellow, pale-yellowish, light-yellow,light-yellowish などが考えられそうです。こういうときの言葉の選択はgoogleを使います。検索の窓、あいた部分に、調べたい単語を入れます。例えば、”pale-yellow" といれ、検索、を押す。すると、ヒット件数が出てきます。上に挙げた単語のヒット件数は順番の通りに言えば、次の通りでした。2,470,000;151,000;1,730,000;114,000. したがって、このの中ではpale-yellow が一番使用頻度が高いとわかります。
同様に、秋ですも、it is autum も可能ですが、it is in autum のほうが使用頻度が高いとわかります。

これから、言葉を削ります。

now at "teiregi" village. leaves of the trees in pale-yellow. in autum.

これを3行にします。

now at "teiregi" village,
leaves of the trees in pale-yellow,
in autum.

事後的に考えたことでも修正したほうがいいとおもえば修正します。

例えば、

At Teiregi village,
The leaves of the trees in pale-yellow,
now in the autumn season....

ここでお分かりの通り、下葉の下は無視しています。まそれは、個人趣味として無視しました。俳句の英訳に決まったルールがあるわけではありません。以上は私の個人理論です。

それから、ガイド的に現場で外国人に説明するとしたとき、簡潔に、This means as follows:
At Teiregi village,
The leaves of the trees in pale-yellow,
now in the autumn season....

と言えたら、それは素晴らしい。が、そこまで頑張る必要はないとも言えます。

つまり、この程度に言えれば、OKなのです。
Everybody look here! You can see a haiku inscribed here. This haiku means as follows:I am now at Takai village ,famous for the "teiregi" water-weed. I can see leaves of the trees colored in pale-yellow. Ya,...It is now in autum. This haike was composed by Masaoka Shiki born in Matsuyama It was in 1892.

言葉を削るというのは難しのです。だから、無理してけずらなくてもいいと思います。

Let's enjoy the haiku in English. Don't think in a difficult way.
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