good! カエルのぶろぐ

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一分間 黙祷

2007年08月11日 10時26分28秒 | Weblog
今日も 朝から 陽射し鋭く
ジリジリと あらゆるものを
容赦なく焼きつける

今日は 朝から 
大事な一日研修

司会の人が
 今日は 八月九日
 長崎に原爆が落とされた日です
 皆さんお立ちください
と 起立を促し
 一分間の黙祷をお願いします
と 呼びかけた

そう 今日は 忘れてはいけない
あのむごい原子爆弾が落とされた日
この九州の造船盛んな長崎の地に

長崎は お隣の県 海を隔てて
親戚 知人が多い隣県だ

原爆が落とされてまもなく
キノコ雲が立ち上り
海を隔てた対岸の有明の地でも
はっきり見えたと 父母は言う…

夏休みも半ば セミの声盛んな頃
両親は この時期が来ると
いつも 戦争やら原爆の話をしてくれた

私も 本や映画や漫画で 
戦争のことをいろいろ知った
いろんなことを資料などで調べもした

無差別の空襲の恐ろしさ
祖父や叔父達が 戦地に赴き
あるいは闘い あるいは戦地で倒れ
その惨さは 筆舌に尽くしがたく…

まだ若かった両親も 
泥沼の中に容赦なく巻き込まれ
父は 特攻兵になるべく 訓練を受けるが
余儀ないことで 爆弾工場の現場監督になり
母は 行きたかった女学校にも行けず
毎日 銃後の守りとして作業に従事す

ああ あの戦いは 一体何であったのか
ああ あの犠牲は 一体何であったのか
ああ あの被害は 一体何であったのか
ああ あの熱狂は 一体何であったのか
ああ あの支配は 一体何であったのか
ああ あの…

あれから 六十二年が過ぎ
平和になったかに見える今
私たちは 本当に幸せを掴んでいるだろうか
私たちは あの時代の犠牲や被害を
無駄にはしていないだろうか

あれから 私たちは少しは賢くなったのだろうか
あれから 私たちは戦うことの無意味さと
       復興への莫大な無駄と苦役とを
       思い知ったのではなかったか

あれから 私たちは
互いを傷つけ合うことを避けること
隣人や離れた人たちとも 
できるだけ衝突を避けて共に生きること
そんなことを願ったのではなかっただろうか

一分間黙祷で 私はそんないろんなことを考えた

PS 2007、8、10 草稿 8月9日のことを記す 10と11日は アニメ「はだしのゲン」が TV上映される 今夜(10日)は 前編を見た 八月六日は 広島に原子爆弾が落とされた日だ  
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聞き耳を立てる

2007年08月11日 00時42分12秒 | Weblog
夕方の散歩は ちょっとゆとりがある

朝方には 
あんなにうるさい位だったクマゼミたちが
声を潜めて どこかに隠れているようだ

夏の陽が 幾分弱まり
夕立の風を感じる頃
公園では アブラゼミが
交代して ジージージーと鳴いている

すると 突然
ツクツクボーシ ツクツクボーシ
と 予期しない声が聞こえて来た
あれは 確かにツクツクボーシだ!
そういえば この前も 
遠くで
ツクツクボーシの声が
聞こえたような気がしていたっけ

まだ半ズボンの私は
秋のしっぽをつかまえようと
しばらく聞き耳立てて
誰もいない夕立上がりの公園に佇んだ

PS 2007.8.9 草稿 長崎に原爆が落とされた日に ー黙祷ー 
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そんなのありぃ?

2007年08月09日 23時03分13秒 | Weblog
いつもかみさんに甘えて
掃除はほとんどしていない
今日 久しぶりに掃除をした

暑くなって来た昼前に
小一時間ぐらいはしたかな…
掃除機かけて 部屋の物どかしながら
隅々まで どんどん吸い込ませる
わあ こんな所にまでイヌ毛が…

さあ 掃除機片付けて
次は 雑巾がけ
うちは 古い家なので
畳と床が 同居している
床を拭いたら 階段まで拭こう
台所の床も拭いたぞ

それから 玄関もだ
ここにも 落ち葉やイヌ毛が散らかっている
ここは ほうきで掃こうっと
  
やれやれ 何とかすんだ
そこに ちょうどかみさんが一時帰宅
珍しいカエルの掃除を認めて
また仕事に慌てて行った
今日は 日勤最終日 忙しそうだ
本当は 掃除のことで
いろいろ言いたいこともあっただろうに
やる気をなくさないように気をつかって
黙っていたのじゃないだろうか

久しぶりに掃除をして いい気分で居ると
何と 廊下や床で まだイヌ毛が残ってる

何てことだ! そんなのありぃ…?
何て言いながら ぼくは 
また イヌ毛をせっせと拾うのだった

カエルのかみさん 
こんな思いしながら 毎日
お掃除してるんだろうなあ
かみさんよ ありがとさんよ
ぼくは もっと 頑張らなくっちゃね!

PS 2007.8.8 草稿
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流す

2007年08月09日 23時00分34秒 | Weblog
光眩しき青空は
真白き入道雲を浮かべ
真夏を謳歌するようだ

帰りの車を走らせば
今日も 雲に何やら怪しき動きあり

雲は 俄に渦を巻き始め
天は かき曇り 
闇のような雲は 空を覆うがごとく

我が家の車庫に入る頃は
大粒の雨 ぽたり ぽたり
玄関を開ける頃は
ポタ ポタ ポタと 肩を濡らす

家に入れば 愛犬緊張して吾を待つ

時を要せず 雨脚 速まり
雷も 景気づけに 
轟を高め 雷鳴をつなぐ

雨脚 いよいよ速く 強く
向かいの焼けた屋根は
じゅっと一瞬冷やされ
湯気が 辺りに立ち上る

流す
夕立雨は 流す
瓦 スレート テラス ビルの屋上
屋根や道路のほこり
庭や広場のゴミくず
ありとあらゆるものを
豪雨は 叩き いろんなものを流そうとする

流せ
ぼくのあれこれ あのこと このこと
みんなみんな流さば 流せ!

流せ
社会のあれこれ あのこと このことも
流せるものなれば
みんなみんな流してしまえ!

PS 2007.8.7 草稿 チリやゴミを流してもらっては困りますが 詩の勢いでの表現(比喩)ですから ご容赦ください
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待つ

2007年08月07日 23時14分15秒 | Weblog
堰(せき)で待つ
鳥が 待つ

鳥が 堰で
獲物を 待つ

いつ来るか分からない魚を
朝から夕方まで
ずっと ずっと待つ

ごくたまに 
獲物を捕らえた鳥を 
見かけることがある

それは 生き抜くための 
仕事のようなものかも知らないが
熱い陽にあぶられ
冷たい雨にうたれながらも
毎日 毎日 水面を見つめて
じっと立ちつくす

鳥は 今日も 堰で待つ

PS 2007.8.6 草稿 今日は 広島 原爆投下の日です 犠牲になられた方々や被害に遭われた方々に哀悼の意を表します
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吠(ほ)える

2007年08月03日 23時09分43秒 | Weblog
吠える
空が吠える
空が夕方から吠える

吠える
空が深夜まで吠える
さながら 天に竜がいるようで
さながら 天で竜が暴れているようで
さながら 竜がのたうち回っているようで

吠える
台風の渦の中で 竜が吠える
何が気に入らないのか ごおごお吠える

吠える
台風の渦の上や下で 竜が吠える
誰に怒りをぶつけたいのか 強風を吐き続ける

PS 2007、8,3 草稿中 先日見た映画「河童のクゥと夏休み」で 竜が登場した 詳しくは映画をご覧ください
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人生を彩る音楽

2007年08月02日 22時01分46秒 | Weblog
音楽は 
いろんな感情を喚起する

心に響く音楽は
聴く者に
喜び 悲しみ 怒り 慰め…
そんな感情を呼び起こす

いろんな感情は
音楽を呼び寄せる
寂しげなメロディー
楽しげなメロディー
優しげなメロディー
優雅な曲調
悔しげな曲調
悠々とした曲調
流れるような曲調

素敵なメロディーは
素敵な歌詞を呼ぶ

心に訴える歌詞は
その気持ちに相応しい曲を生む

ああ 音楽は
私の人生を彩る
ああ この曲は
私の未来を指し示す
PS 2007.8.2 草稿
5000曲あまりの曲を創ったという阿久悠さんが 先日(8月1日)逝去された(享年70歳) 阿久さんはいったいどれほどの人達の気持ちを鼓舞し 励まし 慰め 奮い立たせて来たことか メロディー優先と思われる音楽界で 今 歌詞の役割が問われている…
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つなぎ合う手と手

2007年08月01日 20時58分36秒 | Weblog
先日 ある会合で
100名位の人達みんなで
大きな輪になって
手をつなぎあった

そうして「小さな手」を
全員で唱った

長期療養で苦しむ人や
その家族の人たち
そして その人たちに関わる者
みんなが共に語り合い
励まし合う

自分だけではないんだ
仲間がいるんだ
自分が悪いのではないんだ
病気のことで 自分を責めなくてもいいんだ
そんな 当たり前だけど 
なかなか行き着けなかった心境を
共有する

つなぎ合う手と手は
子ども 青年 大人 
女性 男性…
いろいろあるけれど
みんな同じこの地に生きて
みんな同じ空の下
みんな同じ空気を吸い
みんな同じ食べ物を頂く

このつなぎ合う手と手が
もっと広がるようにと
みんなは笑顔で願いあった
 私はそう受け止めた

PS 2007.7.29 草稿
共に生きることを これからも大事にしていきたいと思います 社会も つながりあいを大事にする人に優しい成熟した社会であってほしいと願っています
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昼 寝

2007年08月01日 20時46分05秒 | Weblog
今日は 用事ができて
お昼で職場から帰宅した

自転車で帰ったから
道すがら いろんなものを見た

川岸の公園で 
作業服の人達が大勢寝転んでいた
初め どうしたのだろうと思ったが
よく考えれば 昼の休息の時間だったのだ
桜の木陰で 身体をのばして
もしかして うたた寝してる人もいただろう

それから 
またしばらく自転車を走らせてると
今度は 
引っ越し用の大きなトラックの後ろで
大人が 数名寝転んでいた
アスファルトの上に 
車体の板を伸ばして休んでいた

ああ 働くってことはしんどいことだ
ああ 働くってことはすごいことだ
 この詩を書いてて 今 私は
 かつての母を思い出した
 母が 日雇いの稼ぎをしていた時
 工事現場で働いていたこともある
 その仕事の様子を話してくれたこともある
 その時 年金の積み立てのことも話してた
 少ない稼ぎから 少額でもこれを積み立ててたら
 老後の生活費の足しにはなるさ
 そんなことを笑いながら話してた
この社会は いろんな人達が支え合っているんだ
目立つ人 目立たないでもこつこつ頑張っている人
上司や世間の評価があろうがなかろうが
評価が高かろうが そうでなかろうが
生きてる限り 家族がいる限り 何があっても
汗水や涙を流して 働かなくちゃならぬ…

この前 家内が 娘に
働くことって 給料を貰うってことは
辛抱すること 耐えることなんだよ
その代償なんだよ って 話してた…

昨日も 娘に何かあったらしい
夜遅くまで深刻な顔して話し込んでいた
後で ぼくも一緒になって考えた

昨日も 今日も 近くの工事現場では
三十五度をゆうに越す炎天下の中で
汗水流して働いている音がする
あの○○ビルを造ったのは○○会社だって
あのでっかいビルを造ったのは○○KKだって
いいや あのビルを作ったのは
あの樹の下で休息してた人達でもあるんだよ

このおいしいご飯やおかずは 
あの農家の人たちや漁師さんたち 
そして 
お弁当屋さんやコンビニ屋さんたち
それから 運送屋さんなど 
いろんな人達が作ったり運んだりしているんだよね

PS 2007.8.1 草稿 今 台風5号が接近中 今年もよく襲来して来るようだ… いつもはらはらです
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