スミレの花見

四月も　もう直ぐ
こちらは　サクラも満開
花見も見かける

今日も　散歩しながら
デジカメでサクラの花を撮っていた
その道すがら　ふと道脇を見ると
紫のスミレの花が咲いていた

すぐ傍(そば)を　
車や人が通るだろうに

水や養分も少なく　
陽にも余り当たらず
それでも　枯れずに
しっかり成長し花を咲かせる

次の日　堤防の斜面を見たら
ここには　沢山のスミレたちが
春風に揺れながら　
一杯花を咲かせている
石垣のあちこちの隙間を
花で埋め尽くして

ボクは　スミレの花見も
素敵じゃないかと思った

PS　２０１５．３．３０　草稿
スミレの花見をする人は　
少ないかもしれないけれど　
ボクは　それぞれの花を　
デジカメで　しっかり撮って帰った

権現さんのサクラ

今日は　晴れ
日射しも増し　外は暖かい

桜は　五分咲きから満開に近く
今　あちこちの公園などで
お花見の会や宴が　開かれている

ボクは　昨日今日
地域や病院のお花見を見かけた
お年寄りもスタッフも
皆笑顔で花を見ていた

私ら夫婦も
今日はお花見に行こうと合意した
愛犬モコが　この世にいた頃
よく出かけていた近所の権現さんに
行くことに決めた

近くの食堂は皆お休みだったので
ちょっと遠くの弁当屋さんまで行き
特価のチキン南蛮を買った

権現さんに着くと
楠若葉の大木を仰ぎ
境内の桜を眺め
それから　お弁当を開いた

綺麗に咲いた桜の花を愛でながら
二人で　モコの思い出話に
花を咲かせた

もうあれから二十年近く
思えば随分過ぎたものだ

また今年もお花見ができたことに
感謝しつつ　私らは
ポカポカと暖かい権現さんを後にした

PS　2015.3.29　草稿
この権現さんでお弁当を食べたのは　もしかして初めてかな？　愛犬モコが　元気だった頃は　よく訪ねたものです　モコは　小さな祠(ほこら)の周りを駆け回るのが大好きでした　今も　当時の可愛い姿を　懐かしく想い出しています　皆さんの所は　桜の花は咲きましたでしょうか？

肉球のサクラ

近くの公園のサクラが
まだ蕾(つぼみ)だけだった時
サクラの小枝が落ちていた

散歩中のボクは　
それを拾って帰ったら
J(かみさん)が
愛犬モコの花瓶に活けてくれた

時間が経っていたようだから
生き返るかなと心配してたが
数日して　花芽が膨らんできた
花芽数個が固まっていて
丸でモコの肉球のようだった

そして　今朝　
肉球の花芽から
ついに　花が咲いていた
白くて　穏やかな花は
丸で　モコの生まれ変わりのようだ

肉球のサクラの花よ
素敵なサクラの花を
咲かせてくれてありがとう！
そして　暫くは咲き続けておくれ！

PS　2015.3.28　草稿
　写真はやや画像が不鮮明ですが　確かに咲いています。愛犬モコの位牌のそばに置いています。

休眠打破～その２

サクラの花は
適度の気温にならないと
その綺麗な花は　咲かない

でも　その花芽の休眠中に
一定期間　低温にさらされないと
眠りからの目覚めや　開花の準備が
遅れをきたすそうだ

もしかして　我らヒトも
適温のみの場で　ぬくぬくと育てば
持てる資質が　一杯に輝かず
それぞれに秘めている可能性が
精一杯に伸びないかもしれない

大事な時期に　
適度な負荷を掛けること
　たとえば　我慢すること
　たとえば　辛抱強く待つこと　
　また　努力を惜しまないこと
　それに　人の話に耳を傾けること
　そして　言葉を尽くして話すこと

人生の休眠中に
自分に合った適度の負荷を掛けよ

さすれば　自分のいい時期に
人生の開花の準備を始め
それぞれの綺麗な花が
それぞれの場で
咲き出すだろう

自分の休眠打破
子供の休眠打破
それぞれの休眠打破の営みを
怠ってはいけないだろう

PS　2015.3.27　草稿　ちょっと説教くさくなりましたが　もしかして　私たち人にも　『休眠打破』の営みが必要なのかもしれませんね。ただ　その前提として　それぞれの『個人』が　人として尊重され　大事にされている必要があります。「負荷」だけを　ずっとかけ続けても　その成長はいびつなものになるかと思います。　
尚、「休眠打破」に関しては　『このはなさくや図鑑　開花のしくみ（開花のしくみについて）』から　一部引用させてもらいました。』

土筆の佃煮

今年も　川の堤防で
ツクシを　一杯摘んだ

川の洪水で
堤防工事が　あっていて
ツクシが　顔を出しそうな地面が
ほとんどなくなったから
ボクは心配だった

ところがどっこい
流石は　野生のツクシ
逞しくも　狭い土地に
どんどん顔を出してくれた

ザル一杯に採ってきたのに
はかまと緑の頭を除き煮込むと　
あっと言う間に　少量になった

娘は　都心部に住んで１８年
田舎の味が恋しくなったか
今年は　ツクシ料理を所望してきた

できあがったツクシの佃煮を
早速宅急便で送ったが
まだ冷蔵庫にしまっているらしい

ここで　今年三月に作りました拙句を
　　　　　　
　土筆摘む都会(まち)の娘のリクエスト

　土手土筆一雨毎に顔もたげ

PS　2015.3.25　草稿　その後　もう一回　かみさんに　佃煮を作ってもらいました。久し振りの土筆の佃煮で　春の香りがして　おいしかったです。

サクラが 咲いた！

今年も　サクラの花が　咲いた。3月２０日に　近くの川そばで　咲いた。今年は　愛犬がいなくて　一人で眺めた。寂しかったが　今年も　サクラの花は　とても綺麗だった。