good! カエルのぶろぐ

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特等席~膝の上

2009年03月31日 00時17分04秒 | Weblog

私の特等席は 膝の上 

母ちゃんの膝の上は 

ぼくたちの特等席

耳かきの順番待ちしてる

我が家の特等席

母ちゃんの耳かきって
 
それはそれは とても心地よく 

天国にいる心地して…

そうして今 我ら夫婦にも

二つの特等席

ぼくの膝の上は

絵本の読み聞かせの特等席

毎晩のように 絵本を開いて

それぞれの娘と二人で

素敵なお話の世界にタイムスリップ

本箱には 絵本がどっさりこ

我が子らが 学校に入る頃まで続いた

二人の世界 それは 膝の上

2009.3.30 草稿 
あるSNSのBさんの日記をヒントに 一気に綴りました
今から 五十年前頃と 二十数年前頃の二つの話です
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おくりびと(追記改稿 再掲載)

2009年03月29日 02時11分53秒 | Weblog
 おくりびと〈前編〉~隣のおじさん〈1〉
隣のおじさんが なくなったよ
故郷の父から 留守番電話があった

母より少し下だから 75歳ころではなかったか

農業一筋 その地方では 広い田畑を耕作し
米やメロンなどいろんな作物を栽培して来た
毎年 愛情もって精一杯に育て 
維持管理に工夫を凝らし その辺りでは
おしどり夫婦の農業名人であった

酒は飲まず いつもごほごほ言いながらもタバコは手放さず
甘い物が好きで よく口にしていた 
布袋さんのようなお腹をした
力持ちで優しい笑顔のおじさんだった

余裕のなかった我が家に いつも高価な農業機械等を貸してくれ
母が指を切断した時は 自分のトラックで直ぐ病院まで運んでくれ
私が仮免の時は 下手を承知で トラックを貸してくれ
我が家が 食う物にも困っていた時は 黙って食べ物を分けてくれ
我が家に テレビにテレビが来るまで 長い間家族のように見せてくれ
藁での縄ないを 身を以て教えてくれ
農業の喜びや辛さを ぽつぽつと話してくれ

あれもこれも 思い出すのは してもらったことばかり…

  おくりびと〈後編〉~隣のおじさん〈2〉
おくりびとは 旅立つ人が 最高に輝くように
精魂込めて 身支度をする

亡くして分かるその人の本当の価値 
亡くして気づくその人への恩
亡くして振り返る自分の人生

送り送られる時 その人の人生が凝縮される
最高のはなむけをせんと おくりびとは
旅立つ人と相談しながら 心を込めて世話をする

当たり前と思い込んでいる お互いのこの命
でもいつかは つゆと消える定めの命の灯火(ともしび)
時には行き違って喧嘩をしたり 怒ったり
そんな家族や夫婦の間でも 誰かが先立ち
遺された者が おくりびとと 見送る定め 

私は かつて 知り合いの葬儀社に頼み込んで
見送る仕事の手伝いをさせて貰ったことがある
なんの仕事も まともにできなかったけれど
葬儀の厳粛さと 見送る仕事の大切さを知った

家内の父や母 そして Nちゃん
それに 今までいろんな方を
見送ることで 私は 
今の自分に与えられた時間が
どんなに大切で愛おしいものか
しみじみと思い知った…

私は そこで 自分の見送りを頼んでおいた
これで 私は 残された人生の設計にじっくりと取り組める
PS 2008.10.15 草稿 / 2008.10.26 一部改稿 新聞のお悔やみ欄から78歳と知った
  2009.3.29 後編の後半を追記 一応完成
その間に この映画「おくりびと」は アカデミー賞を受け あれよあれよという間に 有名になってしまった 予想以上の反響であった
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サクラ咲く

2009年03月28日 23時26分35秒 | Weblog
サクラ咲く

3月某日 

公園のサクラ咲く


サクラ さくら咲く

それから間もなく

校庭のサクラ咲く


サクラ サクラ さくら咲く

3月下旬

川岸のサクラ咲く

サクラ さくら さくら さくら咲く

山の上のサクラ咲く

PS 2009.3.27 草稿
 3、4月のサクラの花は 別格ですかね でも のんびりと桜見物したことは あまりありません
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ひとりじめ

2009年03月27日 22時38分49秒 | Weblog

しあわせいっぱい ひとりじめ

あれもこれも ひとりじめ

そうすれば このわたしは

せかいのしあわせ ひとりじめ

ところがどっこい かみさまは

そうやすやすと こううんなんか

くれやせぬ…

むこうのほうから このしあわせ 

ようやく ころがりこんできても

そのあと かみさまは

また ふいに しあわせうばってゆく

だけど ほんとに

かみさまがいるかいないかは

ひとそれぞれ(のむねのうち)で

しあわせを 

ずっとひとりじめしたいきもちは 

やまやまだけれど

そりゃぁ はかないゆめにおわりそう

すこしのしあわせ たれかにわけたら

わたしのしあわせ ちょっぴりへるけれど

それでいいんだ

しあわせいっぱいは 

わたしのせには おもすぎる

このちきゅうで ちっぽけなわたしは

すこしのしあわせで うふふふ です  

PS 2009.3.28 草稿
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ことばが 沁(し)みる

2009年03月25日 22時23分39秒 | Weblog

今日は 職場や家庭で いろんなことがあった

桜の花や野の花は満開で 空も春色

すてきな春のはずなのに この時期は

なぜかいつも憂鬱になる日が多い…


その訳はわかっているのだけれど

花粉症だけの所為でもなくて

勤めている限り いいえ もしかして 

生きてる限り 春のこの憂鬱感は

霧のようには晴れてくれないのだろうか


そんな悶々とした時に

Kさんのブログを訪ねたら とても素敵な言葉が

きれいなメロディーのように並んでいた


言葉が沁みた 

私の心にじわっと沁み込んできた

ともすればへたりこみそうな私の心に

しみ込んで 重しが少し軽くなった

PS 2009.3.25 草稿
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縁側の椅子

2009年03月19日 23時56分26秒 | Weblog

椅子を一つ片付けたわ
と 家内が言った

もう娘も嫁いで
この椅子 しばらくは
使わないだろうからね

そう私たちは話して
縁側に置いた一つの椅子を
じっと眺めた

狭い台所に
所狭しと置いてきた
4脚の椅子たちも
一つ減り も一つ減り
やがて一つになるんだろうか

それとも 孫でもできて
また古椅子引っ張り出して
それから 
可愛いベビー椅子でも
増えるのだろうか

3脚になった台所で
今日は一人でおにぎりをほおばり
カップのスープを啜った

PS 2009.3.19 草稿 20年くらい使ってきた愛着のある椅子たちです 夫婦で選んだテーブルと椅子のセットです 私たち夫婦と親子4人(+1匹)の思い出が一杯詰まった椅子です
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ミモザの花が散る頃に

2009年03月14日 03時55分52秒 | Weblog

ミモザの花が散る頃に

我が家や職場でいろんなことがあった


ミモザの花が散る頃に
アメリカでドイツで 銃が乱射された

ミモザの花が咲く頃に
海や空で 何やらきな臭い臭いが漂い出した

ミモザの花が散る頃に
私の国や世界中の国で
大きな工場や会社の屋根が傾き出した

 … 草稿中 …

ミモザの花が咲く頃に
うちの愛犬が 降り続く雨と
思うように機能しない心身に
冴えない顔をして 寝てばかりいる

PS 2009.3.14 White D.の日に草稿
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ミモザの花の咲く頃に

2009年03月11日 23時52分13秒 | Weblog

ミモザの花の咲く頃に

私は 君と出会った


ミモザのつぼみがふくらむ頃に

僕は 君と初めて会った


ミモザの花が咲く頃に

僕は 君と楽しく語り合ったりした


けれど 

ミモザの花が満開の頃に

僕は 君と離れることになった


ミモザの花が散る頃は

僕の胸に 君の笑顔や歌う声が

ほろほろと流れてゆく

PS 2009.3.11 草稿
 とても悲しいことですが 私はある人と永遠の別れをしました
何故か楽しかったことしか思い浮かばなくて それでも 日ごとに切なさが募って行きます 
PS ミモザの写真は 後でご紹介します 通勤途中で見かけた綺麗な花です
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