自治体の空き家対策
地方で切実〜空き家対策
コロナ禍で 地方に追い風か?
( 画像は 庭の花 2/21 )
私の母が他界して
この夏 七回忌を迎える
近くに住む弟が
母親の遺産を引き継ぎ
実家を保持している
築四十年余りだと思うが
まだまだ住める家屋だ
実家の近くに居住する弟は
実家を活用したく
母の他界後
屋内の家具などを整理して
周囲の庭や畑も手入れして
賃貸を目論んだが
田舎の古物件だからか
なかなか借り手は見つからず
残念ながら 家屋はいたみだして
いるのではないかと推測する
(維持経費の削減のため 一旦
電気や水道、ガスは止めてある)
( 熊本地震後 私らが
住めなくなった時は
いつでも貸す用意があるよ と
弟が言ってくれた時はありがたかった)
この話は
何も田舎だけでのことではなく
都市部でも課題となっており
都市部こそ空き家の放置は
周囲に直接いろんな懸念を
引き起こしがちだと思う
まず 災害時の倒壊や瓦等の飛散、
それに 電気のショート火災や
水、ガスの漏れ、家屋への不法侵入と
無許可の居住、買取や再開発の困難等
これらの問題を 空き家は抱えている
大都市の一極集中が進み
70万人を超えるこの県都でも
あちこちに空き家が見られ
市の行政は頭を抱えている
実際 我が家の近くでも
空き家は多く 実は
今住んでいる家屋も
妻の実家であったが
義母が早くに他界したために
直ぐ近くで毎日行き来はしていたが
15年近く空き家状態であった
私ら夫婦は 15年の間
二軒の家屋の維持は大変であった
虻蜂取らずで 両家屋を生かすのは
とても難儀で費用もかかってしまう
2016年4月の熊本地震後
本震の次の日(4/17)に
母宅に引っ越ししたが
今度は
今まで住んでいた旧家屋の世話が
課題となった
地震で家は傾き
屋内は 家財などが
散在している有様で
究極 解体となるだろうが
その作業依頼と費用のことが
私らに重くのしかかることとなった
そうこうしているうちに
被災者への義援金のことや
公費解体の話が出てきた
だが 見た感じ 旧我が家は
一部損壊の認定だろうなあと
考えて
公費解体は無理だろうとも
思い これからどうしたものかと
半ば諦め 悩んでいた
ところが 後日
認定のスタッフが来られて
詳しく計測などをされた結果
「半壊」と認定され
解体や義援金のこともクリアでき
私らは 半ば諦めてもいたので
本当に安堵したことだ
(家屋の基礎部分や壁、柱などの
損壊程度が 基準以上だったらしい)
それからが 実は
目が回るくらいに忙しくなった
まず 半壊の認定手続きや
解体と義援金の申請を行い
それと並行して
家屋の家財などの整理や処分、
持ち出しなど
毎日、朝昼晩と 休まず
作業に取り組み
解体処分・買取の業者も呼んで
およそトラック5,6台分位は
処分してもらったと思う
書籍類も 知り合いの古書店さんに
来て貰い 無料で引き取って貰った
震災後 旧家屋の貸借を
打診される方がいたが
半壊の家屋を貸さなくて良かったと
今では思う
ただ 被災していない家屋なら
コロナ禍の中で 都市部から
地方に移住する人も増えるだろうから
空き家はぜひ活用して欲しい
(ただ コロナ禍が収束した後は
また都市圏にリターンすると思うが‥)
ps 2021.2.28 草稿
少子高齢化が急速に進行する今
空き家や空き地、休耕田、荒廃地
放置林などが 全国で溢れて
各地で問題化していくと考える
そして 外国資本による買収と
移住による諸問題も起きてくるだろう
※ 以下は 参考にしたネット記事
自治体の空き家対策 コロナで地方に追い風 移住促進で地域の「お荷物」から「資源」に再生へ(上毛新聞)- Yahoo!ニュース
自治体の空き家対策 コロナで地方に追い風 移住促進で地域の「お荷物」から「資源」に再生へ(上毛新聞) - Yahoo!ニュース