good! カエルのぶろぐ

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増える荷物

2007年07月28日 08時55分30秒 | Weblog
自分のものを
ほとんど持っていなかった頃
ぼくは いろんなものが欲しかった

それは おもちゃであったし 
文具であったし お菓子であったし 
また 道具でもあったし
それに 
いろんな知識や技でもあった

それから 年を経て
自分なりに 数々の経験を積んで
いろんな荷物を持つようになった

ある時は その荷物の数に満足し
ある時は その荷物の種類を誇り
ある時は その荷物の古さを愛で
ぼくは 数多くの荷物を並べ立てた

でも ミドルエイジを迎え
重たい荷物を持つのが億劫になった今
ぼくは 体の分だけの荷物を
歳の分だけの荷物を
役割の分だけの荷物を
持てたらそれでいいと 
思うようになった

そうして 
今のぼくが持ちたいのは
ものでない想い出
ものでない知識や知恵
ものでない音楽や絵画の感動
ものでない映画や文学の感動と感想
ものでない人との出会いとつながり
ものでない生き物達との出会いと想い出

しかし 歳とともに 
まだ ものはどんどん増えてゆく

鞄を見れば こんなに沢山の道具類… 
しかも 今度は 
パソコンや本専用の眼鏡を持とうと
検討している始末

ぼくのものは 減るどころか
もうしばらくは 増えるんだろうなあ 

PS 2007、7、26 草稿
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夏の光

2007年07月26日 23時48分24秒 | Weblog
夏の光は 半端じゃない
どかっと 全身にのしかかる

夏の光は とてもじゃない
ギラッ ギラッ と 眼に突き刺さる

夏の光は 暑いどころじゃない
ジリッ ジリッ と 
あらゆるものを 蒸し上げ
あらゆるものを 焼き焦がす

まさに 夏の光は 熱いのだ

もしかして 壊される自然体系と
崩れる均衡が もたらす
不自然な天候や気候なのか

だが
その真偽は まだ誰にも分からない…

PS 2007.7.25 草稿
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夫婦の儀式

2007年07月23日 23時23分47秒 | Weblog
妻が娘の所へゆく
「来てゆく服はどれがいいかしら」
悩んだ挙げ句 ようやく決まった

私の所へ来て
「どう これで良い?」
と 尋ねに来る

私は「良いねえ」
「髪の色とワンピースの色がマッチしてて良いよ」
って答えた

正直 男ばかりで育った私は
女性のファッションなんか疎いんだ
でも いいんだ 
これは夫婦の儀式なんだから
よく分かってなくても 
結論は決まっているし 
認め合えば それで OK なんだから

昼過ぎ 髪を切った
福岡から帰って来た妻は
「誰が切ってくれたの?」「似合うわよ」
ってほめてくれた

おじさんの髪なんだから 本当は 
男前なんかには程遠いのだけれど
でも いいんだ 
これは夫婦の儀式なんだから
その真偽は敢えて詮索せず 
認め合い褒め合えば
それで 全て OK さ

夫婦の儀式は 潤滑油

長く生活共にして来た要の石
互いの存在を大切にする礎

それが 夫婦の儀式

PS 2007.7.22 草稿
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生活のチエ~かや(蚊帳)

2007年07月22日 15時07分39秒 | Weblog
知っていますか
「蚊帳」っていう夏の風物

ぼくの知っている蚊帳は
部屋の四隅に紐を掛けて
部屋一杯に広げる網なんだ

蚊や虫なんかが入らないように
裾を摘んで そっと素早く入るんだ
慣れるまでに ちょっとコツが居るんだよ

一匹でも蚊が入ったひにゃ 大変だった
蚊帳の中を飛び回って 
外には 中々逃げてはくれなかったからね

雷さまが鳴った時は 
蚊帳に入ってると大丈夫だなんて風説があって
ちょっと風通し悪くて 汗かいて
兄弟揃って 中で 妙に安心してたっけ…

蝉の幼虫が這い出す頃は
朝夕に捕まえて来ては
蚊帳や壁に這わせて 脱皮を眺めてた
蛹(さなぎ)の背が割れて
翡翠色の新しい成虫の背が見えた時は
その透明で綺麗な様は 感動ものだった

父が知っている蚊帳

息子が知っている蚊帳

知ってることのこの幅広さよ

それぞれに違うけれど
できたら いつまでも
大事にしたい時代の風物
それは 蚊帳(かや)だ

PS 2007.7.22 草稿 今 部屋一杯の広い蚊帳は見かけませんね 赤ちゃんなんかにいいかも?
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時を

2007年07月21日 22時43分11秒 | Weblog
カエルは 今 ミドルエイジ
今まで 悲喜交々いろんなことがあった
過去には いつでも戻れる

未来のことは 全然分からないけれど
もしかして 
もうしばらくは生かしてもらえそうだから
未来をちょこっとは想像できそうだ
過去に 未来に
時を駈けることはできそうだ

そう ぼくは 時を駈けるおじさん

でも 過去をいじったりはしない
悪あがきはしたくないし
ちょっと格好良すぎるかも知れないけれど
いいこと 悪いこと
ありのままに受け入れたいから…

たまには 過去や未来を駆け回ろうかな

PS. 2007.7.21 草稿 TVアニメ「時をかける少女」を観て
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ならぶ

2007年07月20日 17時41分45秒 | Weblog
ならぶ
川岸の公園で
男女がならぶ

ならぶ
盛りつけられた岩の上で
足を川の水につけながら
若い男女がならぶ

空調が効いた部屋の方が
よほど快適だろうに
やはり 自然の中で
ふたりならんで
あれこれ取り留めもないことを
時間も忘れて話し込む

女の足は 白くて
すらりと伸び
夏の光をはね返す

男の太くて浅黒い足と
二本の健康そうな足が
ならんで川面に映る

ならぶ
夏の宵に
ホタル探して
用水路を見つめる

ふたつの影が
薄暗い歩道に
うすぼんやりと
仲良くならぶ

去年もこの辺りで見かけたんだよ
と 私が言う
そう と妻が答える

眼を凝らして 探すこと数分
ようやく見つけた
柔らかなホタルの光
ふたつならんで

私と家内の影も
仲良くふたつならんで
川面に映る

ふたつの影は
それぞれ違うけれど
夏の陽射しや街灯は
同じように優しく照らす

2007.7.20 草稿
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分け前(鳥と人)

2007年07月19日 23時16分04秒 | Weblog
熟れ出したブルーベリーの実が
この頃 ぜんぜん熟れない…

変だなあと思っていたら
犯人が 判明した
それは ヒヨドリだった
相手が鳥なら 仕方あるまい…

自然の恵みなれば
自然の者達にも
お裾分けをいたしましょう

これは私たちの取り分
あれは鳥たちの取り分

分け合うブルーベリーの実

我が家にも いろんな鳥たちが訪れる

糞したり 草木の実を食べ散らしたり
人にとって いろんな悪さをする鳥たち

でも みんな我が家の大切なお客さん

春は 椿の蜜
初夏は サクランボ 
夏は ブルーベリー
秋は キンカン
冬は ミカンを枝に刺して…

季節季節に 分け合う自然の恵み

うちのちっちゃな庭にも
アゲハの子は 今年も
生まれるだろか? 
 2007.7.20 草稿 大雨降って大変ですが この前アンデスの雨乞い(命がけの儀式)を見て 自然に文句は言えないなあと考えた次第です… それにしても 災害だけは避けて欲しいと願うばかりです
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一瞬の儲けと一生の損失

2007年07月19日 00時17分03秒 | Weblog
仕事を頼まれて
一瞬ためらったが
やはり断った

逃れた後は
一瞬儲けた気分がした

でも 後でよく考えると
それは 
一生の損失だったかも知れない
と思った…

仕事を頼んで
相手は一瞬迷ったが
引き受けてくれた

私は一瞬得したと思った

だけど 後でよく考えたら
それで得たものは
相手の方が 余程多かった

どんな職場でも 仕事をいやがり 
周囲の人にどんどん回す人がいる

その人は それで
もうけた気になっているだろうが
他人にさせたことで
信用や連帯感やいろんなことを
どんどんなくしていることに
気がつかないでいる…

同僚に 言葉巧みに仕事を回されて
一瞬いやな気持ちになったが
仕事を終えて 自分が得たものは
予想外にあり 自分が
一回り成長した充実感が訪れた

上司や同僚に仕事を頼まれた
いい顔しようと承諾した
でも 仕事を終えても
気持ちはすっきりしなかった
仕事を無理にして なくしたものは
自分にも家族にもいっぱいあった

ありがとうね という
一瞬の快感を得たいがために
一年の損失を被ったかもしれない

一瞬のもうけを考え過ぎて
一生の損失を招いている人がいる

一瞬の損失を被ったが
その後 
予期しないご褒美を貰った人がいる

さあ この目の前の仕事は
一瞬のもうけだろうか
一瞬の損失だろうか
しばらくよく考えてみよう

PS 2007.7.19 草稿
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閉じられた扉

2007年07月16日 00時09分16秒 | Weblog
言葉が行き違い
誤解が誤解を呼んで
とうとう 
互いの心の扉を
ピシャと閉ざしてしまった

自分も相手も
そんなことは
決して望んでなんかいないのに…

それからは
互いの扉を叩いても
引っ張っても びくともしない

そりゃそうさ
心の扉って奴はね
内側からだけしか開かないのさ

だから どんなに外側から
力づくで開けようとしたって
開くわけないじゃないか

そんな時はね
焦らず 急がず
相手の身になって
気持ちのこもった言葉をかけ
相手を尊敬し 優しい態度で
臨むほかないさ

いつかきっと開けてくれるという
希望を捨てないで
根気強く働きかけることだね

そうすれば あるとき
そっと小さく 扉が開けられるだろう
でも そのとき勢いづいてはいけないよ
まだ 相手は 
傷つくことをひどく気にかけてるからね

何度も何度も 
相手を大切に思う気持ちを
言葉や態度で示すことさ

そうして 少しずつ少しずつ
心の扉は開けられてゆくでしょう

PS 2007.7.15 草稿 一旦不信感を持ってしまった時は その修復には 倍の時間がかかると覚悟した方がいいでしょう そして 少しでも扉が開いたら 相手の人に心から感謝の気持ちを示す(表す)ことが肝要でしょう
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モコの寝言

2007年07月15日 00時21分00秒 | Weblog
私が
「春のワルツ」を聞きながら
パソコンのキーを叩いていると
近くのベッドで モコが
ウググ グルグル なんて
寝言を言っている

モコ どんな夢見てるんだ
この前 散歩に行ったことかい
または 今日 
車の助手席に乗ったことかい

お前も 俺たちと同じように
ちゃんと生きているんだね
いろんなことを感じて
いろんなことも考えてるんだろうね

犬の寝言も 聞いてると
可愛くて おもしろいね

PS 2007.7.14 草稿 モコ用ベッドの側にて 愛用マックのキーを叩きながら
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