「Niksen(ニクセン)」週末は、何にもしない‥ オランダ人の生き方
( 画像は 玄関マットで
1人遊びに興じる黒猫スミレ 9/29 )
オランダ在住の山本直子さん
オランダの日常を紹介「終末は、Niksen。」刊行
1970年生まれの山本さんは
結婚を機に 2004年
オランダに移住し
現在はフリーライターで、
2人の子どもを育てているそうだ
五年前に、夫を急病で亡くしたが
(考えた末に)その後も
オランダで生活しているとのこと
山本直子さんは
「義務感から自分を解放して
ボーッとするひとときの大切さ。
気持ちが安定し、
大事なことへの時間や労力の集中に
つながる」ことを強調している
更に、オランダで実感するのは、
家庭や仕事でのリラックスしたスタイルだ。
「自分は自分」と、
気兼ねなく仕事を休み、
近所で招待し合う夕食は
簡素で普段のままだ。
仕事に追われ、
親戚や知人との関係にも神経を使う
「日本とは対極」とも指摘している
「ニクセンは自分らしく生きる第一歩で、
勇気を持って実践してほしい。
心穏やかになれば、
人にも優しくなれると思います」とも
述べている
戦後75年の今
日本の中でも そのニクセンを
実践している姿をたまに見かけるが
まだ少数派に留まっている
今回のコロナ自粛の最中でも
正義感や連帯感などから
つい他者に過剰に関わろうとする人が
多く眼につく
(そのおかげで 感染者が
爆発的に増えなかった面も
否めないかもしれないが)
何はともあれ 非常時は別にして
平時は 特に もう少し多くの人が
「自分は自分」(他者(ひと)は他者)
という気持ちで生活できたらと思う
ps 2020.9.30
9/30 熊本日日新聞 夕刊第3面に掲載
「ゆとりある生活 日本人も学んでみて」
この私も やがて69歳になるが
ニュースなどで 70歳を過ぎても
まだ元気に働いている人が
結構多いと データを示されれば
「他者(ひと)は他者」 と
のんびり構えることは難しく
経済的なことも気になり
つい焦りが出てしまう