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消せる日記とフリクションボールペン

2019年10月30日 00時43分00秒 | Weblog

消せる日記とFRIXION(PILOT)


私は 40年近くの勤務時は
B5からA4の記録簿や
お気に入りのシステム手帳に
詳細な週や月の計画案を立て
日々長短の記録を継続した

ただそれらの記録簿の殆どは
あの熊本地震後に処分した

そして退職後は
購入したB6サイズの日記に
毎日の出来事などを記録している
その日記が 既に数冊溜まっている

ある時 街中のイベントで
「消せるボールペン・フリクション」を
紹介していた

筆記具や手帳等の製造で知られている
パイロットコーポレーションが開発した
「フリクション・ボール」だ

私は 
職場でよく書類を書いていたから
「消えにくい、消せない」筆記具が
必須だったので 初めは
「えっ、消せる⁈筆記具」と
その発想に驚いた

しかも 以前は
万年筆やインクペンが正式で
ボールペンの使用さえ
採用されるまで年月を要した

しかし
退職後のノート自主学習で
よく間違えては修正液や
修正テープで書き直すのだが
正直 面倒くさいと思っていた
(英語、漢検、数学、漢文、古文など)

だから
「消せるなら便利じゃないか」と
発想を変えたら気持ちが楽になった

でも
「本当に書いたものが消えてもいいのか」
という疑問が湧いて来た

その時 
父や義父の日記のことを思い出し
「まっ、消えてもいいか。自分は
困らないし、遺された者も
負担感が減るだろうし」と
考え 思い切って
FRIXION ball を二本購入した
記念に本体に記銘までして貰った

このボールペンの製品化を
思いついたスタッフは
凄いなあと思う

先日 
その開発の中心になった人と
開発グループの人たちの取り組みが
テレビで紹介されていた
何年も いや 何十年もかかって
開発と製品化をされたようだ

日本には このように
先が見えないことにも
果敢に辛抱強くチャレンジする人たちが
いることを 誇りに思うし 尊敬もする

私たちは
これらの技術やチャレンジ精神を
これからも大事にしたいと思う
(それだからこそ、それらの技術を
簡単にスポイルしたり、勝手に
真似たりして製品化する行動は
とても恥ずかしいことだし
国としても 企業としても 絶対に
してはいけないことだと思う )

ps2019.10.29
現在 フリクションペンは
大小12本を所持し 愛用している

この前 こすって消すのだから
消しゴムみたいに擦り減るのかなと
思っていたら やはり減るのだそうだ
それで先日「消去用替ラバー」を
買って来た(一個100〜200円位)
########################
日本では今 
現場で仕事をしている人を
あまり大事にしていないように感じる
特に研究や製造など「モノづくり」に
関わる人たちだ
職人や研究者への処遇や対応が
能力や努力、経験などに応じて
適正に評価されては
いないような気がする
あらゆる面で高度化した今
開発や製品化のために
膨大な費用や期間がかかるのは
理解できるが もしも
世界の技術競争で
生き残りたいのであれば
「モノづくりニッポン」を
維持したいのであれば やはり
研究や製品開発のための費用や
(要する)期間をケチっては
いけないのではなかろうか?
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猫と子どもと良寛さんと(画像の追加)

2019年10月29日 08時28分00秒 | Weblog
このサイトは
画像のアップが難しいです
先ほどのブログでも
画像のアップに失敗したので
再度試みます(悪しからず)


(膝の上のスミレ)

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猫と子どもと良寛さんと

2019年10月29日 06時14分00秒 | Weblog
猫と子どもと良寛さんと

(画像は膝の上で遊ぶスミレ色
カミさんが
孫のところに出かけていて
1週間ほど
黒猫スミレと暮らす予定だ

家ネコのスミレは
毎日 終日を家の中で暮らす
だから まだ3歳半と若いので
起きている時は
構うことを要求するし
一緒に遊びたがる

遊ぶことは
オモチャに戯れたり
鬼ごっこをしたりと
することは大体決まっている

しかし スミレは
飽きもせず毎日遊びたがる
実にシンプルだが
遊びたがる今こそ大事だと思うし
この単調さ、平凡さこそ
平穏そのもので 案外
とても大事なものなのかもしれない

最近 良寛さんが好きな私は
良寛さんの詩歌の視写を始めた
現在20ページくらい写したが
写しながら 良寛さんって
本当に子ども好きで また
人々に優しいなあと思う

ただ その優しさは
出家という決意と
厳しい修行と 孤独な托鉢行に
裏打ちされていると思う

当時の 地方の生活は
どこもかなり厳しくて
集落の子どもは
流行病などで 必ず誰かが亡くなり 
また生活のため
若いうちから 実家を出ることも
多かったらしい

だからこそ 良寛さんは
今の 目の前の子どもたちを
愛おしみ 大事に思って
機会があれば 鞠つきなどをして
子どもたちと遊んでいたのだろう

事情を知らない大人の中には
みすぼらしい身なりの良寛さんを
軽蔑した目で見る人もいたようだが
事情を知っている多くの大人は
良寛さんを仲間と思い
尊敬さえしていたという

彼を知っている人は 
よく良寛さんに「書」を
お願いしたそうだ

書は達筆で軽やかで
仮名あり漢字ありで
中身もいろいろと違っている
手紙も文の内容が捨てがたい

私は今
その作品の選集を
筆ペン使って 拙い字で
視写を毎日続けて半月位になる

話は逸れたが
子猫や子どもと
無心になって遊び
今日や昨日あった
いろんなことを忘れ
去年あっただろう辛いことも
心の隅に置いて とにかく
今は目の前の仔猫や子どもと
無心に遊ぶ ひたすら
シンプルに そして
このことこそが一番の平穏であるし
一番の幸せなのかもしれない

ps2019.10.29
ヒトは賢くて将来のことを考えるから
親や大人は子どもに期待し
自分の夢や希望も
背中に乗せようとするものだから
(勉学やスポーツ、芸術や芸能など)
その子とのマッチングが
まずかった場合は子どもの人生を
違ったものにもしてしまうだろう
そこがヒトの子育ての難しい面だ
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こんなに素敵な晩秋に

2019年10月27日 14時59分00秒 | Weblog

こんなに素敵な晩秋に


こんなに素敵な晩秋に
東日本の被災地を憂う

こんなに素敵な晩秋に
二度襲われた台風や水害に
大変な被害に遭われた
東日本の多くの被災者を思う

こんなに素敵な晩秋に
如何ともし難い自然の脅威に
私たちは 只管耐えて
慄く(おののく)のみか‥

こんなに素敵な晩秋に
一度ならず
二度も三度も被災し
明日の暮らしさえ
見通しつかず
途方に暮れる人たちを
誰が慰められるというのか

こんなに素敵な晩秋に
風水害の被害者の姿は
もしかすると明日の私の姿
こんな時こそ私らは
共に手を携え支え合って
明日の朝日を思って
未来への光を
静かに求めなければならない

私たちは
明日こそ
翌年の秋こそ
素敵な秋を迎えたい

ps2019.10.27 草稿
今 小さな公園で休んでいる
公園では 二人の男の子がいる
そして 公園で遊びながら
お母さんと三人とお話ししてる
こんなに素敵な晩秋だから

先ほど訪れた公園では
不意にクラクションが鳴り
それは葬送の車のクラクション
それで黒服の人がいたんだと
こんなに素敵な晩秋なのに

実は今日は
東京に住む孫の七五三
カミさんが台風の中を上京して
今ごろお祝いをしているだろう
でも 事情あって私は熊本に
こんなに素敵な晩秋だけど
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待ったなしの防災対策 子や孫のために

2019年10月27日 11時32分00秒 | Weblog

待ったなしの防災対策 子や孫のために


関東や東北の
台風・大雨被害地のことを
思うとそのあまりの惨状に
水害や大地震に遭った身として
胸が痛むし 重なる被災に
これからの避難生活を考えると
心配は尽きない‥

だけど 大地震から
3年半過ぎた今
私らは
何とか復旧・復興を
進めていて かなり進捗し
多くの人が前向きになって来ている

今朝の若者たちの笑顔を見て
明日からの生活に
いくらかの希望が見えて来た

今私の膝の上で遊んでいる
愛猫の将来のためにも
これから何とかしなくてはならない

先日のニュースに拠れば
当地熊本地方では
南部の方で地震の震源が
潜んでいてエネルギーを
溜め込んでいて
いつ地震が起きても
おかしくない状況らしい‥

二度あることは三度ある‥か

私らが生きている間は
もう無いだろうと思っていたが
かなりなショックだ!
でもこうなったら
まな板の上の鯉で
するだけの備えはした上で
開き直るしか無いのかも‥?

というか 
あの方丈記(鴨長明作)で描写している
鎌倉時代の竜巻や旱魃、大風、洪水
そして
それから引き起こされる
飢饉などの記述を読むと
昔から日本は
災害多発地なんだなぁと
つくづく思う

だから
割と自然の大災害が多くはなかった
(あくまで戦後以前?と比較して)
近年は 土木技術と災害対策が
進んだこともあり 多くの人が
油断していたのかも?しれない

国や各地方自治体が
是非取り組むべきことと
我が身は私らの命は
自分たちで守らなければいけないことと
二つのことを両輪として
これから強大化し多発化するであろう
自然の様々な災害に向き合うべきだろう
従来のデータや各人の経験や知識が
ほとんど役に立たない(通用しない)
という厳しい現実が
私たちの暮らしの大変革を迫っている
#############################
先ほどのネットニュース(下記・一部引用)で 河川整備について報じていたが
この記事の後の諸コメントの中に
いろんな意見があり考えさせられた
********************
温暖化前提に河川整備=降雨増踏まえ、基本方針改定へ-国交省
10/27(日) 7:22

国土交通省は、地球温暖化の進行を踏まえた河川整備の検討に入った。

 2020年以降の温暖化対策に関する国際的枠組み「パリ協定」が掲げる気温上昇の抑制目標を前提に、将来の降雨量増加を見据えた治水対策を急ぐ。近く社会資本整備審議会(国交相の諮問会議)で議論を本格化させ、今年度中にも国の「河川整備基本方針」を一部改定する。

 近年、温暖化に伴う異常気象が世界的な問題となっており、日本でも17年の九州北部豪雨、18年の西日本豪雨と立て続けに激しい豪雨災害が発生している。

 気象庁は、1時間の降水量50ミリ以上の豪雨の発生件数について、近年は約30年前と比べおよそ1.4倍に増えたと推計。今年も台風15号や19号の被害が発生するなど短時間豪雨の発生回数と降水量は今後も増えるとみられる。国交省はこうした状況にハード面で対応する。
*******************
その中で ① 河川の拡幅と底掘り
② 低地居住の制限(人口減も前提に)
③ 低地宅地開発の禁止(②に関連して)
④ 政府と自治体、国民による温暖化対策
⑤ 予算の確保(税の使途と振り分け、
福祉予算の見直しなど)
⑥ 公共土木の拡充の是非
⑦ 避難のあり方(大地震や台風・水害など)避難地の再検討(同じ場所で同じ内容でいいのか?)、避難方法の見直し、大人数避難の実現度は?、生涯を通した防災避難訓練
⑧ 有事の際のシェルター(頑丈、食料・水・電気・燃料・薬・衣類・寝具・ガスマスク・通信機器とアンテナ・地下・倉庫など)
⑨ 公共機関や企業の協力(計画運休、計画休業、ボランティアや寄付など)
※⑧と⑨は 私カエルの提言です
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真っ直ぐな視線と資源回収

2019年10月27日 10時51分00秒 | Weblog

真っ直ぐな視線と資源回収

私のすむ地域では
資源回収(廃品回収)を
ずっと行なっている

原則隔月の実施になっている

今日は その実施日のはずだ

私は 熊本地震後
今の家に引っ越して来たが
この辺りでは 
回収に協力する人が少なくて
しかも一度は 
物品を敷地内に入れていたため
遠慮されたためか
スルーされたこともあり
ちゃんと持って行ってくれるかと
ハラハラすることが多い

今 カミさんは
孫の七五三のため
上京しているので
今朝も私一人で起きて
そろそろ物品を出しておこうと
取り敢えず出しておこうと
門扉の中に並べて置き
すぐ後に 門扉の外に出そうと
出し始めた頃に 不意に声がした

爽やかな若者の声だ
「持っていきましょうか?」

声の方を見ると
中学か高校生の三人組
真っ直ぐな眼だ
澄み切っていて
まだ3歳半のスミレの眼のような
綺麗な眼だ

強度の近視で
網膜剥離を起こし
レンズもかなり濁って来た私
つぐつぐ月日の重なりを感じた

回収に動員された学生だろう
中学か高校生くらいで
私の孫か少し上くらいだ

「あっ、お願いします」
「これを先に」
と持ち去られそうなアルミ缶の袋を
差し出したら 若者は 直ぐに
受け取ってくれ
他の物品もあっと言う間に
運び去って行った

今日は
今朝の澄み切った秋空のように
何と清々しい晩秋の朝であることか


(画像はムカゴ 今朝(10.27)の様子)
ps2019.10.27
今朝は 爽やかな秋晴れ
だが
関東や東北の
台風・大雨被害地のことを
思うとそのあまりの惨状に
大地震に遭った身として
胸が痛むし 重なる被災に
これからの避難生活を考えると
心配は尽きない‥
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三種のあんパンはいかが?

2019年10月23日 15時18分00秒 | Weblog
三つのアンパンはいかが?



今日のお昼にカミさんが
用事で外出した際に
時々訪れるパン屋さんに
立ち寄って アンパンを
3個も買って来た

粒あんパン(黒)と
晒しあん(黒)のあんパン
そして 
私の大好物 白あんパン

今日のお昼は
オヤツに黒の粒あんパンを
半分にして食べた

餡たっぷりで
香りも良く柔らかくで
とても美味しかった!

買って来たカミさんは
黒の晒しあんパンを
後で食べるそうだ

ps2019.10.23
カミさん行きつけの
このGパン屋さんは
2016年の熊本地震で
かなり被害を受けたようだが
有難いことに再建操業してくれた

夕方頃に訪ねると
かなりのパンが売り切れている
しばらくこれらのあんパンを
噛み締めて味わおうと思う
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金木犀の香り

2019年10月23日 13時36分00秒 | Weblog

金木犀の香り


いつも立ち寄る公園を
今日も歩いていると
どこからかいい香りがする

仄かに甘やかで
清楚な香り
「金木犀(キンモクセイ) 」だ

一年ぶりにかぐ いい香り

かの中国では
金木犀のことを
香りが遠くまで届くことから
千里香とも言うそうだが
私の実感では
数メートル位近づかないと
香りには気づかないと思う

(あくる日(10/20) に数えたら
その公園には数本の金木犀が
植えてあったし 近所の家でも
数本を一列に植えてあった)

キンモクセイは
花をつけていないと
枝や葉っぱだけでは
目立たず気づき難い

更に 春の沈丁花、
初夏の梔子(くちなし)
そして
晩秋の金木犀をまとめて
「三香木」というそうだ

ps2019.10.19 草稿 10.20追記
近年は
夏の季節がひどく長くて
本格的な秋は 
なかなか訪れてはくれない

しかも
近年の台風は 
早くから日本列島に近づき
遅くまで日本列島を
目指して来るようになった

今週も 10月下旬だというのに
台風20号と21号が
接近したりしている

私が子供の頃は
8月半ばから9月中に
台風が襲来していたと思うが
最近は 近づく時期といい
コースといい その規模といい
ほとんど予測がつかなくなった

とにかく夏になれば
長期間ハラハラすることになる

被災後に修理した屋根や壁が
またやられるようなことがあったら
私らは 再建への気力も
生活資金も失くしてしまいそうだ

今回 2度の台風襲来で
被害を受けた地域と住民の方々は
後片付けや後始末などの作業で
毎日大変だと推察します
花の香りどころではないと思いますが
心身共に無理しすぎませんように

また 一日も早い生活再建と復興を
九州熊本の地にてお祈りいたします
ps2 2019.10.23 追記2
実は四大香木という言葉もあるそうだ
その第四番目はというと
「蝋梅(ろうばい)」だ
蝋梅は 一、二月の冬に咲く
薄黄色の花を寒空の下に咲いて
仄かな香りを辺りに漂わせる花である

今日もまだ金木犀は
晩秋の清楚な香りを
辺りに漂わせている
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即位の礼正殿の儀を祝す

2019年10月22日 12時48分00秒 | Weblog

即位礼正殿の儀

10月22日の午後1時から
皇居・宮中三殿にて
即位礼正殿の儀が
執り行われる

183ヵ国(10.21現在)の元首や代表が
来日して式に参加している

形式や内容は
長い歴史の中で変わって来たようだが
滅多にない儀式(式典)なので
世界各国の多くのメディアも
注目をして取材しているようだ

また 日本政府にとっては
またとない外交の場にもなるだろう

関東地方は
あいにくの雨天だが
今日の儀式が
滞りなく執り行われ
参加された方々が
何事もなく無事に
帰国・帰宅されることを願う

(画像は 今朝の近所の神社)
ps2019.10.22
こちら九州は 秋晴れ
皇居での式典を祝っているかのようです
よかったら こちらの青空を
関東や東北、東海など東日本にも
わけられたらと思います
なお パレードの日は
日本中が 晴れますように!
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「失敗学」と」ミス・ジコチュー」

2019年10月19日 23時56分00秒 | Weblog
「失敗学」と「ミス・ジコチュー」



以前「失敗学」という言葉が
新聞や書籍で話題になり
よくあれこれ失敗ばかりする私は
興味を持って 記事を読んだりした

NHKTVドラマ「ミス・ジコチュー」も
そんな「失敗学」をテーマに
ドラマ化した番組だと思う

東京第一大学工学部教授の真奈子は
「失敗学」を提唱し
その研究も兼ねて
様々な失敗に興味を持っている
(真奈子役は松雪泰子さん)

とある化学プラントで
爆発事故が起こり
真奈子は 
助手の野津田(堀井新太さん) と共に
事故調査委員として
原因解明に乗り出す

その過程で 真奈子は
事故の原因である「失敗」を
追求し分析することは
ただ単に事故の原因を特定し
事故を起こした人や会社を
責めることではなくて
次の似たような状況の際に
最悪の事態を避けるためであり
いわば「失敗」の中に
「失敗を避けるためのヒント」が
潜んでいるという考えだと思う

私も 我が身を振り返れば
痛い失敗を 
数多く重ねたことにより
その後
似たようなシチュエーションでは
失敗する場面が減ったように思う

裏返せば 人というものは
何らかの失敗を重ねないと
生きる上で大事なことを
学べないのかもしれない

そういう意味からすると
近年の日本の社会は
学校であれ 会社であれ
役所であれ 周囲の人たちが
いろんな失敗を 酷くきらって
目の敵にしてしまうし
当事者も 失敗することに
ひどく神経質になっている感じがする

とりわけネットが普及した今
誰かがある失敗をすると
寄ってたかって
激しい文言で容赦なく叩く傾向にある

そんなこんなで
何か行動をする場合に
お互いに萎縮してしまい
自由な発想や面白いアイデアが
提唱されにくくなって来たように思う

今の日本では
新しい試みや個人でのチャレンジが
とてもしにくくなり
仕事の効率化や革新性を追求する
イノベーションが行い難いと思う

人の話を聞いていて
成功談も為にはなるが
どちらかというと
失敗した話の中に
仕事や生きるためのヒントが
ぎっしり詰まっているように感じる

昨夜 あるTV番組(NHK) で
シェアオフィスのことが
取り上げられていて
単独、或いは少人数で
各種の仕事やイベントを
立ち上げている様子が
紹介されていた

彼らの眼は
いずれもキラキラしていて
見ていて清々しくなった
若いチャレンジャーに
仄かな希望の芽が見えて来た

失敗は怖いし辛くもあるが
一度しかない人生だし
今までの偉大な仕事人は
ほとんどの人が
数多の失敗を
重ねたのではなかろうか

素晴らしい製品を創り出した人
素晴らしい発見や発明をした人
素晴らしいシステムを創案した人

今回ノーベル化学賞を受けられた
旭化成の吉野彰さんは
「失敗の積み重ね」のことに
触れておられた

昨年
ノーベル医学生理学賞を受賞された
京都大学特別教授の本庶佑さんは
癌免疫療法
癌細胞のある特定の分子を発見し
癌免疫治療薬を 製薬会社と開発
その過程で
癌治療薬を共に開発製造する会社が
なかなか見つからず苦労されたようだ

日本の製薬会社は
製造や販売の失敗を恐れるがあまり
二の足を踏んで
どこもチャレンジしなかったようだ

新薬の開発と製造には
莫大の資金を要するので
もし失敗したらと考えると
現場はもちろん経営中枢にいる人も
躊躇ってしまうのかもしれない

それにしても
昔の会社は
尖っていて デコボコしてて
遊び心満載で
心ワクワクするような楽しい製品を
次々に生み出していたように思う

ホンダ、松下(パナソニック)
ソニー、任天堂、トヨタ、マツダ
シャープ、東芝、カシオ、日立
各種の繊維工業、造船など

ハード面では
各種の機器を
嬉々として製造していたが
コストの安い国に 
その地位を奪われ
工場移転の過程で
他国にノウハウ(技術) を伝えて
自国の優位性も失ってしまった

また ソフト面では
その機器だけの活用面は充実していたが
自社を囲い込む意識が強すぎて
その機器の全分野をおおう
グローバルな展開はできなかった

私たちが
モノづくり日本は素晴らしい!
と有頂天になっていた間に
あっという間に他国に
製造の旨みを奪われてしまった

ある意味 
現状変更や冒険を恐れるが故に
ちょっとした失敗さえも
敬遠して来たのではなかろうか

いわゆるガラパゴス化は
日本国内では何とか需要があるが
他国には通用しない思想だ

ps2019.10.19
かくいう私も例に漏れず
失敗ばかりして来た
数えればキリがない
その中で 特に
高校進学と1回目の就職
それに資格試験のことなどが
記憶にある
でも67年間を振り返れば
そんな諸々の失敗を
肥やしとして来たのも否めない
無理に失敗をすることはないが
失敗してしまったら
いつまでもクヨクヨしないで
この失敗は明日への肥やしか
エネルギーだと考え直そう!
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