川柳・ボートっていいね!北海道散歩

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川柳発祥250年平成19年北海道川柳大会

2007年07月15日 | 川柳
 平成19年7月8日(日)晴天の中、ちょうど一週間前に札幌のホテルノースシティ2Fで全道川柳大会が開催されました。

                主管は札幌川柳社です。

 これで個人的には3度目の参加でしたが、いつも感じるのは「日本人の挑戦力のすばらしさ」です。50歳から90歳に手が届く年齢の川柳人が、全道から集まり五七五の句を選者に選択を委ね特選3句十秀10句佳作40句(だったかな?)が披講(発表)されます。

 昨年の函館からの選者は、函館川柳社主幹米沢苦朗先生で、今年は北海道の現代川柳の第一人者池さとし先生が選考に当たりました。

 今、しみじみ思うのは、川柳って「言葉のスポーツ」みたいだなー。

 それも、人生を重ねて努力精進したものにしか与えられない「真・美・善」の世界じゃないかって感じます。(スポーツも芸術も行き着くところは似ているなー)

 川柳界じゃー50代は若葉マークのようなもので、人生体験に裏打ちされた「句」の重みは、まだまだ「軽い」。
戦争をくぐり、父母や兄弟や、子供に死別され、友を失い、伴侶を失い、いろいろな苦境を乗り越えた「川柳」には、教えられることばかりの私ではありますが・・・ブログを通じて少しでも川柳の普及の一端を担えたらいいと思っています。(北海道川柳連盟の会長もご挨拶で強くおっしゃっておりました)

 特に、地方にある私どもが・・地方文化の距離を少しでも埋めるべく努力できるのは後進者でも出来ることと思い、これからも忌憚なく大衆川柳・伝統川柳・現代川柳の枠を超えて「いいものはいい!」と認め合う川柳のひとり言を発信して行きたい。

 時事川柳から「川柳」に興味を持って入門された方が多い「川柳」ですが、世相を、政治の「核心」をピタリと言い当てる川柳がこの日本に無くなることは、恐い世相が生まれる前触れであり、「日本人」に特に大切な批判力の低下にも拍車をかけることにもつながります。
 
 サラリーマン川柳の持つ啓蒙力にも感動しちゃう私ですが、伝統川柳、現代川柳に挑戦されながら全道、全国の選者もやりながら、全道、全国大会でさらにご自分の「句」の評価を受けておられる諸先輩に・・・言葉が見つからない感動を覚えるのは、私にとっての川柳の醍醐味・・羅針盤なのだと思います。

コメント
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