炎樹集作品鑑賞(5月号)神様の悩み・・新井笑葉
春の夜温めています頓珍漢 涼子
春立つや匂い袋を入れかえる 宏子
春の桝目にふわりふわりと夢座る まどか
ゴッホの黄と遊んでみたくなる春愁 テイコ
春おぼろ私に欲しい産むチャンス 和江
冬から開放された5月号には、春を詠んだ句が多かった。その作品の殆どが女性が詠んだ作品であって、春という季節には女性の感性に刺激を与えるフェロモンのようなものが、浮遊しているのであろうか。
雰囲気を温める頓珍漢のユーモア。新たな匂い袋に起動するこころ。原稿用紙を埋める春の夢あまた。うるわしい気持ちからの回避がゴッホの黄と遊び、春おぼろには逢合の期待感が漲っている。
春の夜温めています頓珍漢 涼子
春立つや匂い袋を入れかえる 宏子
春の桝目にふわりふわりと夢座る まどか
ゴッホの黄と遊んでみたくなる春愁 テイコ
春おぼろ私に欲しい産むチャンス 和江
冬から開放された5月号には、春を詠んだ句が多かった。その作品の殆どが女性が詠んだ作品であって、春という季節には女性の感性に刺激を与えるフェロモンのようなものが、浮遊しているのであろうか。
雰囲気を温める頓珍漢のユーモア。新たな匂い袋に起動するこころ。原稿用紙を埋める春の夢あまた。うるわしい気持ちからの回避がゴッホの黄と遊び、春おぼろには逢合の期待感が漲っている。