三菱UFJFG:モルガンへ前倒し出資 優先株に変更、株反発に好影響
三菱UFJフィナンシャル・グループは13日、経営不安が高まっていた米証券大手モルガン・スタンレーへの90億ドル(約9000億円)の出資を優先株に全額切り替えたうえで、払い込みを同日中に終えたと発表した。
市場では、出資撤回の観測が出回っていたことから、当初予定の14日から1日前倒しし、ニューヨーク株式市場が開く前に払い込みを終えた。
モルガン・スタンレー株はこれを受けて急伸し、株価全体の反発に一役買う形となった。
当初は30億ドルを普通株、60億ドルを普通株への転換権付き優先株で出資する計画だったが、モルガンの株価が急落したため、株価下落の影響を受けにくい優先株に変更した。
90億ドルのうち、78億ドルは将来普通株に転換できる権利が付いた優先株、12億ドルは3年後にもモルガンから償還される優先株で出資する。優先株はモルガンの株価が上昇すれば普通株に転換される。すべて普通株に転換されると、出資比率は21%で当初と変わらない。優先株の配当は年10%。
三菱UFJは先月29日、モルガンの普通株を1株25・25ドルで取得する計画を発表したが、金融危機の深刻化でモルガンの株価は先週末に9ドル台に急落。このまま出資すれば、30億ドルのうち半分以上を損失として計上しなければならなくなるため、三菱UFJが予定通り出資するかが焦点となっていた。【斉藤望】
毎日新聞 2008年10月14日 東京夕刊
<メモ>
日本には歌舞伎という伝統芸能がありますが、昨日今日のニューヨーク・日本の株式市場を歌舞伎の大舞台に見立てたなら、すごい歌舞伎の出し物(売り株)断末魔からのおはこ十八番最高のショーを見ているのと同じような華麗なる賭けが繰り広げられました。
G7で、世界のお金を拠出できる「旦那衆」があらわれ、この市場(お金が主役の舞台)にお客さんが来なくてカンコウ鳥が鳴いて、倒産一歩手前だからどうにかしようじゃないか・・・ということで、世界の投資のお客様に「どんなことでもしますから・・・サービスならなんでも・・・チケット代金も払ってあげますから・・とりあえずはチケットを買ってくださいと・・・お願いし・・・最後の最後まで・・・あの演目はどうかしらね?余り評判が良くないから・・・まゆつばものよ!とみんな警戒していたところへ・・・パッと!見得と啖呵と、黒鳥に思えた白鳥を・・・より信頼性の高いお墨付きの白鳥群を市場の舞台に飛ばせて観客にチケットを会場に入れないくらい買わせてしまったのです。その華麗なる白鳥の話題を提供してくれたのが上記のニュースです。もしこのニュースが一日遅れていたならこれほどの株価の高騰にならなかったかも知れません。
株を購入する方々にとっては、一番美味しい味がする底値買いです。
このように書くことは不謹慎かも知れませんが、今、世界で起こっている金融恐慌って何?と思っていてもわからない人には何かにたとえてお話しすると少しはご理解いただけるのではないでしょうか。
このように少しでも説明が出来たならこのブログも少しは役に立てるかな?
株式市場は、「ブッシュ大統領もG7も何でもお助けします!!と言っているのだからこれ以上ごねても・・・余りいい餌はなさそうだ・・・よっしゃ・・大口買いだぜ!!」
ほくそ笑んで株券の上で、札束の上で寝ている方々と・・・この暴落でこれから沢山の飢餓・自殺者・株で人生が狂ってしまった人々・失ってしまった世界のお金のつけが庶民に直撃することだけは確かです。
・・・・庶民の株はずーーーっと、上がることはない。
川柳底値脱出乱高下は続く北海道散歩・川柳日本の財務省が恐慌を止めたと思う北海道散歩。
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