写真は、世界遺産昌徳宮の続きです。
興夫伝は、フンブとノルブとう言う兄弟についての童話、伝説を小説化したもので、ノルブ伝、
足折れ燕などとも呼ばれています。
兄弟の友愛を通じて、善を勧め悪を懲らしめる、勧善懲悪の物語です。
弟のフンブは、勤勉で優しい心の持ち主ですが、兄のノルブは、意地悪で欲張りです。
足を怪我した燕を助けてやり、大金持ちになりますが、兄のノルブは、燕の足を折り、
一文無しになってしまいます。
この様な童話や民話は、東南アジアに共通するもので、日本の舌切り雀、花咲爺、モンゴル
の瓢箪を割る乙女となどとの類似性が指摘されています。
童話と言えば、日本では、昔々あるところに、と言う出だしで始まりますが、韓国ではどうで
しょうか。
そこで、今日の問題です。
韓国では、童話の出だしと言えば、決まって、次の様に語り始めます。
イェンナル ホラギ ガ タムベ ルル ピウットン ッテ ウィ イヤギ イムニダ。
イェンナル:昔々
ホラギ:虎
タムベ:煙草
ピウダ:吸う
ッテ:頃
ウィ:~の
イヤギ:話
イムニダ:~です。
虎は、韓国の民話、神話に、数多く登場します。
少し間の抜けた、ユーモラスなキャラクターで親しまれております。
ソウルオリンピックのマスコット、ホドリも可愛かったですね。