ほとんどが神社の神額です。漢字には異字体が多いので、探せば神社以外でもたくさんあるのでしょうが、なぜか、気がつくのは寺社が多いようです。
熱田神社(吉沢町)
「熱」の字で、上が「執」、下が「火」になっています。漢字の部首である「よつてん」は、「れんが」、「れっか」ともいって、火をあらわしているそうです。
大井神社(飯富町3475)
「神」の「申」の縦棒に点がついています。元吉田にある素鵞神社では、縦棒の両方に点があります。
金刀比羅神社(五軒町118号線沿い)
「刀比」の2字が上下になって、1文字のような書き方になっています。泉町や白梅にある金刀比羅神社も同じ字体です。
素鵞神社(上河内町547)
「鵞」の字が、「戔」と「烏」の2字になっています。それだけでなく、「神」も「社」も異字体です。
宝蔵寺(谷田町633)
手水鉢にある「明和七庚寅(こういん)年」の「和」の字が、上が「口」、下が「禾」の1字になっています。こうした書き方はよくあるようです。この手水鉢は、昔近くにあった羅漢寺が廃寺になって宝蔵寺に移されたのだそうです。