黄色く変色して細かなヒビの入ったプラ風防交換
このところカメラや万年筆は直すものが無くて、腕時計ばかりですね。
黄色く変色して、細かなヒビが入っています。裏蓋を開けて見ました。ムーブメントは良好です。しっかり稼働しています。
風防を外すためベゼルを開けようとしたのですが、しっかりはめ込まれていて取れません。フレームと一体なのかもしれません。リムーバー液を使って、プラ風防を直接外すことにしました。
切手などのシール剥がし液を小皿にとって、ピンセットを挟む状態にしてその隙間に液を取り込んで、風防の縁に浸み込ませます。
上手く外れました。この「シールはがしスプレー」けっこう優れものです。接着剤の溶剤などを使うと、文字盤の塗装を傷めてしまう事があります。
まず刷毛で、文字盤の汚れを拭います。ブロワ―を吹いて、埃を飛ばします。文字盤に汚れはほとんどないので、溶剤によるクリーニングはしません。
新しいプラ風防をUVレジンで貼り付けました。
”DELBANA 17JEWELS"、SWISS MADE です。針のメッキが腐蝕していますが、そのままにしておきます。針の中心部に夜光塗料が塗られていますが、経年変化で劣化しています。
きれいに仕上がりました。ワニ革の立派なベルトが着いています。すこしヤレていますが、まだまだ使えそうです。
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