新旧のエルジン(ELGIN)
多分1940年年代と60年代のELGINです。
左のラウンド(丸)型は多分60年代の手巻きです。エルジンはこのあと手巻き時計の生産を終了し日本のメーカーに買い取られて自動巻き、クォーツに移行していきました。右のクッション(丸みのある正方形)タイプは、40年代のトラディショナルなエルジンです。
自動巻きからクォーツへの移行期の手巻きだと思います。多分・・・。ほとんど見かけません。
伝統的なエルジンのデザインです。古いものなので文字盤は汚れていますが、ケースとラグのデザインがアールデコ風いや曲線基調ですので、アールヌーボー風でした。でプラ風防も凸型で、大変良い感じです。文字盤は、もう少しレンズクリーナーでクリーニングしても好いかもしれません。表面の汚れを、軽く落とす程度に。
エルジンは1860年代にアメリカで創業された時計メーカーで、懐中時計や軍用の腕時計を作っていました。戦後はスイスの時計メーカーにおされて1964年に生産が終了しています。上の少し大きめのラウンドタイプは、手巻きオリジナルエルジンの最後の時計かもしれません。その後エルジンは日本のメーカーに買い取られて、最近ではソーラーや電波時計も作られています。
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