天然のブルーサファイアとルビー
スコッチのブラックプリンスを手に入れたばっかりに、次々宝石が出てきますね。天然のブルーサファイアとルビーです。
サファイアは10.1ct、ルビーは4.4ct、両方とも荒くオーバルカットされています。
ライトボックスに乗せてルーペで拡大してみると、傷だらけで気泡もあるのですが、まぁ・・・天然かと・・・しかし、よく見ると内部の大きな割れ目が特にブルーの色が濃くて、これってブルーの染料の含侵ではないか。天然の石で、こんな状態になるのかな。それにしても含侵だとしたら、あまりに露骨なんですけどw…ど素人なもので、まったくわかりません。
-追伸-
気泡があるのは含侵されているとのことなのですが、天然の石に含侵されることが多いようなので、ベースは天然ということのようです。
「なんでも鑑定団」で、爬虫類のような生物が琥珀に封じ込まれているものが出てきて、これを鑑定する時に紫外線ライトをあてていました。するとカエルとオタマジャクシの尻尾を入れ込んで固めたものと判明しました。埋め込んだ箇所が、一目でわかる黒い影のように映りました。
それで、紫外線ライトの光をあてて見た次第です。光が当たっても何かあまり変化しません。逆にブルーの濃い箇所が、薄くなったような。やっぱり含侵ではなくて天然ものなのか・・・含侵だとしても、ベースの色はブルーなので石はサファイアなのでしょう。
こちらのルビーは気泡や不純物が見えて赤紫の色むらも自然で、質の良くない天然のルビーのように見えます。素人目にはw… 染料の含侵や充填では、全体に中までこのようには染まらないでしょう。
以前にアップしたルビーと比べても同じような見え方です。こちらのルビーは小さいし、天然だと思うのですが。右のレッドスピネルの赤は濃いピジョンブラッドのようですが、いわゆるルビーのピジョンブラッドに比べると透明感がありません。ザクロ石といわれるように、まるで石榴の実のような赤です。
これらの石、傷や割れがあって色むら曇も出ているので、現地ミヤンマ-などでは屑石なのでしょうね。でも天然で、こんなに透明なきれいな色の石があるなんて、素人のマニアにはこれで十分満足です。
そのうち銀粘土やプラチナのポールを使って、指輪にでも加工してみようかな。しっかり研磨されていなくても本物の宝石の輝きは、それだけで存在感がありますので。
-追伸-
屈折率の高い宝石は、水に入れると光を全反射して鏡のように輝きます。たとえばダイヤモンドなど。また結晶化している石は偏光フィルターを通して見ると、虹色に輝いて見えるのでそれが確認できます。偏光顕微鏡、あるいは双眼実態顕微鏡があるので、偏光グラスを通して見るのを試してみたいと思います。
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