函館発「団塊オヤジの独り言」

団塊世代の心意気をブログから情報発信。
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ハコモノ行政の大後悔

2013年09月26日 04時46分41秒 | 自治体
新聞を読んでいたら、驚くべき活字が飛び込んで来た。
ハコモノ 大後悔時代・・・高度成長期に林立 老朽化・財政難。

学校、体育館、文化会館等など・・・。
各自治体が競って建てた公共施設。
そのリストラが始まったと言うじゃないか。

つまり、こういうことである・・・。
人口減、そのため税収減・・・一方、施設の維持費はかさむ。
人口減そして建物の維持費は増・・・皮肉過ぎるなぁ。

そして、財政難の自治体が数多の中で登場した苦肉の策は・・・。
施設再編つまり複合施設に集約する統廃合。
今になって自治体の甘い計画の問題点が、噴出してきた。

どこの自治体でも、公共施設は築30年超が多いとか。
そして新聞は、「ハコモノは隠れ借金」と指摘するが・・・。
まさに正鵠を射ており、加えて超高齢化という厳しい時代の到来。

北海道の滝川市では、築36年の総合福祉センターを来春閉鎖。
その理由は、改修費10億円余が工面できないからだとか。
他の自治体でもリストラ方針は、こんな塩梅で四苦八苦。

さいたま市では、こうだ。
新しく整備はせず建て替えは複合施設とし、長寿命化を進める。
神奈川県秦野市は、こう。
市役所の敷地をコンビニに貸し、賃料で庁舎維持費を賄う。

浜松市は、施設の事業仕分けに着手。
12年に1,496施設のうち383施設を廃止・・・。

そんな景色を尻目に函館市は、こんな頑張りである。
平成17年6月に中核市に昇格?したが、人口は減る一方・・・。
いまや30万人を大きく割って、27万人台。

更なる人口減は必至の雲行き。
あぁ、それなのにそれなのに・・・2015年8月完成を目指す。
ハコモノ大好き?の函館市は、函館アリーナを建設。
スポーツ大会をや各種のコンベンションを数多く開催、と鼻息も荒い。

5千人も集まるイベントを夢見て、建設費は約44億円。
資材の高騰と工賃の上昇もあるらしいが、某共同企業体が落札。
合併特例債や国・北海道の補助金も駆使するらしく・・・。
函館市の実質持ち出しは約21億円とか。

でも突き詰めれば、これも市民の借金。
なんともビックなプレゼントであることか。
借金が多過ぎる函館市・・・大丈夫なのかなぁ~。

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