函館発「団塊オヤジの独り言」

団塊世代の心意気をブログから情報発信。
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けん銃発砲に思う

2011年05月07日 03時12分00秒 | 治安
本日は、2題目の投稿・・・敢えて書いておきたい。
東二本大震災の陰に埋もれてしまうのが、もったいない話題。

5月3日のゴールデンウイーク中の午後7時半過ぎ。
神奈川県警松田警察署員が、管内のコンビニ店の前でけん銃を発砲した。
事件の発端は、店の前で5~6人がけんかしている、との110番通報。

駆けつけたお巡りさんが、店の前にいた男性から事情を聴こうとしたら・・・。
2~3人の男が乗り込んだ乗用車が発進。
制止を振り切り、車が逃走したため、警察官がボンネットめがけてけん銃を発射。

その後に警察は、公務執行妨害容疑で逃げた男を逮捕した。
お巡りさんは、バックした車をよける際に、足をひねって右足を捻挫。
同署の副署長は、以下のような苦しいコメントである・・・。

現在、判明している事項の中では、適切なけん銃の使用であったと思われる・・・。
思うのは警察の勝手だが、この副署長も勉強不足ぎみでなかろうか。
けん銃発砲要件、相手に対する危害許容要件を知っているのだろうか?

警察官職務執行法」第7条には、こうある。
犯人の逮捕若しくは逃走の防止、自己若しくは他人に対する防護又は公務執行
に対する抵抗の抑止のため必要であると認める相当な理由のある場合・・・。
その事態に応じ合理的に必要と判断される限度で、武器を使用することができる。

今回は喧嘩の現場で、警察官の事情聴取に応じず、現場を立ち去ろうとした。
急バックした車に、お巡りさんがひっかけられそうになっただけの状況である。

警察官等けん銃使用及び取扱い規範」には、こうある。
原則としてけん銃を撃とうとするときは、撃つことを相手に予告すること云々・・・。

しかし警察は、不手際な職務執行であっても、先手でメディア対策を講ずる。
不適正な職務執行であっても、適正な職務執行を装う強引さ。
組織防衛という御旗のもと、頑張るエネルギーが凄い・・・。

こんな軽微な事案で、けん銃を発砲するお巡りさんの登場である。
「天才バカボン」の、けん銃乱射の困まわりさんを思い浮かべてしまった・・・。
神奈川県警は、武器の使用要件、危害許容要件を再勉強すべし!

武器はけん銃ばかりでなく、警棒も武器であることを忘ずに!

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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2016-03-31 17:26:15
2001年に武器使用基準が緩和されているのが原因です。

発砲の基準は緩和されています。その後あきらかに警官の銃使用は増加しています。
ttp://www.asyura2.com/0311/nihon10/msg/224.html
>拳銃使用:警察庁が基準改正 予告なしの発砲も認める(毎日新聞2001年11月9日)
ttp://www.mainichi.co.jp/news/selection/archive/200111/09/20011109k0000e040008000c.html←リンク切れ
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