8月23日、C130輸送機2機とC2輸送機1機。
翌24日に政府専用機1機の派遣を決定した美しい国。
大使館、国際協力機構(JICA)の現地スタッフら。
そして日本の現地活動に参加した外国人も退避対象者とし、最大500人程度も移送を想定。
だが、アフガンの実権を掌握したイスラム主義組織タリバンは、アフガン国民の出国を禁止する方針を打ち出した。
一方、アフガニスタンの首都カブールの国際空港では、こんな展開。
航空自衛隊の輸送機は、8月27日、日本人1人を乗せて隣国パキスタンに移送。
また米国の要請を受けて、アフガン人14人を自衛隊機で退避させただけ。
自衛隊機による退避活動で外国人を移送するのは初めてのことだとか。
現地には、即時の退避を希望しなかった少数の日本人や大使館の現地スタッフらが残っているようだ。
おまけに外国人の退避対象者が、空港にたどり着くのは困難な情勢。
そこに来て26日には、空港近くで自爆テロが発生。
自衛隊法が定める自衛隊の派遣要件の「安全な実施」を満たすのも難しい状態。
今日8月31日は米軍の撤収期限であるが、退避活動は、スムーズに行くのか?
美しい国は、タリバンとの交渉しているが難航していた。
そんな中、米国務省は29日に発表。
アフガニスタンから市民らが自由に出国できるという確約。
それを、タリバンから得たとする共同声明を出したが、どうなりますやら。
声明には、日本や欧米諸国など約100カ国が名を連ねているとか。
それにしても血を血で洗う紛争は、悲しいねぇ。
タリバンは駐留米軍の撤退後、アフガニスタンをどうするつもりなんだろう?