ギターの種類も色々あり、これから習ってみようと思っている方には選ぶのに悩むところでしょう。今回は用途別の概要をお知らせいたします。
■クラシックギター(ごく普通のギターの事でプリムギターあるいはガットギターとも呼ぶ)はクラシックを弾く専用の楽器と言うわけではなく昔からあるギターと言う解釈で良いでしょう。基本的には全ての分野の曲が弾けますので初心者には無難と言えます。
■クラシックギターの中にもハーフカッターウエイギター(ハイポジションでの押弦を容易にするため高温部の胴体がくびれているもの)や手の小さい女性用、小学校低学年用の小さいギター等数種類あります。
■フォークギター、現在出回っているものは以前より一回り胴体の部分が大きいウエスタンギターと呼ばれるものですが、どちらでも通称はフォークギターで通っています。もともと屋外で弾くのに適した大きい音が出るように工夫された楽器で、ピックを使って伴奏を弾くのに向いています。どちらかと言うと独奏にはあまり適しません。
■レキントギター(似たような種類で合奏に使う高音ギターあるいはアルトギターと呼ばれるものもありますが用途は同じです)独奏も出来ますが合奏で最高音部を受け持つ小さい楽器です。若い方は知らないかも知れませんが以前「鶴岡雅義と東京ロマンチカ」のリーダーが弾いていた楽器です。
■フラメンコギター、基本的な造りはクラシックギターと同じでフラメンコ独特の演奏に適するような材質、専用の弦を使用しますがクラシックギターの代わりにも使えます。
■エレキギター、ご承知のように電気によって音を出すギターの総称で、多種多様な製品が出回っており、主に合奏(バンド)で使用します。
■その他、合奏専用に造られたギターも数種類ありますが、ここでの説明は省きます。
■いずれのギターも弾く気になれば独奏も伴奏も出来ますし、右指で弾くこともピックで弾くこともできます。音階の押さえる位置も同じですが、合奏専用の低音部を受け持つギターには音階の位置が違うものもあり、ネック(棹)が2本のもの、6本以上の弦を張ったものもあります。弦が鉄(スチール)製の物とナイロン製に大別されます。
■初心者の方が選ぶ場合、ギターの基本的な弾き方(基礎)を学ぶだけであればクラシックギターが無難かも知れませんが、最近ではギターと言うとフォーク・エレキを連想される方も多く見受けられます。
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