老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

老人の日記、、、

2023-02-27 00:12:36 | 日々是好日
      

三度の食事のノルマは、はたした。

食後の薬を三度。
食間の薬は二度。
薬によって生かされている毎日。

外へは一歩も出ず巣篭りをしている。

袖口を縫えば仕上がる洋服の片袖だけ縫っった。
やらなければならぬのに、、、、明日こそ仕上げよう❕

澤田瞳子の本を、午前中は読んだ。

    📚    ページ繰る指の悴みをりにけり

部屋は暖かいのに本を抱えている手の指は冷たい。

    🌺    春の風邪油断して鍋焦がしけり

まったく❕ お鍋を焦がした。昨夜のおでんの残りをガスにかけたまま、うっかりと、、何をしてたのか?鍋の焦げる匂い。気がついた時は遅かった。
おでんは真っ黒になっていた。

    ☕     吾影を吾が踏みゆく朧かな

本を読んでいて、ふと浮かんだ句。

老人が老人らしく厨俳句を素直に詠んでいれば良い。
自己満足でいいではないか。
それこそ「日々是好日」だ。


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ラスカルさん  おめでとうございます。

2023-02-25 13:35:01 | 日々是好日
       


{「第5回 俳句大学大賞准賞」
金子敦『シーグラス』(ふらんす堂)令和3年4月
※ 金子敦さんの『シーグラス』は、小さなもの、役割を終えたもの、人が注目しないものに作者の細やかな視線がそそがれている句集である。伝えたいことをそのようなモノに託し、表現を抑制する書き方によって、読み手とつながろうとする。そんな金子さんの静かな息づかいを聴き取ることができる。(岡田耕治)}

ラスカルさんが「第5回 俳句大学大賞准賞」に輝いた。

しり取り俳句に精を出して投句をしているのは、ラスカルさんの詠む句にあこがれての事だ。

俳句界で中堅どころ以上として総合俳句誌にも顔を出している。

ラスカルさんは小さな物に心を動かし、優しい眼差しを向けて、日常の生活の中から句材を選び詠む名人だと常々思っている。
学ぶ事、「大」で、しりとり俳句のコーナを開く時、さて今日はどんな句に出会えるだろうかと楽しみだ。

ラスカルさんは猫好き。
すずちゃんと名のラグドールを飼っている。
我が家のハナちゃんが生きていた同時期に仔猫だった。
今では大きくなったでしょう。

   

最近、二三日のしりとり俳句から。

    🐈    ものの芽やきらきら光る猫の鈴

    🐈    三つ編のように絡まり蝌蚪の紐 

    🐈    恋猫の求愛のこゑ悲鳴とも

    🐈    ぶらんこを漕がず波音聞いてをり

    🐈    駅員の指差し確認つばめ来る


本当におめでとうございました。
今後ともお導き下さい。。。とラスカルさんにエールとお願い 😊 










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ひまわり

2023-02-24 22:24:24 | 老人日記
       

{ソフィア・ローレン、マルチェロ・マストロヤンニというイタリアの2大スターを主演に迎え、戦争によって引き裂かれた男女の愛を描いたドラマ。
結婚して幸せな日々を送っていたジョバンナとアントニオだったが、第2次世界大戦が勃発し、アントニオはソ連の最前線に送られてしまう。
終戦後、帰らない夫を探しにソ連を訪れたジョバンナは、命を救ってくれたロシア人女性との間に家庭を築いていたアントニオと再会する。逃げるようにイタリアに戻ったジョバンナだったが、数年後、もう一度やり直したいとアントニオが訪ねてくる。}
戦争に巻き込まれた主人公達の哀しい物語。


今朝、ラジオから流れてきた、音楽。
映画、ひまわりの中で流れる音楽、「愛のテーマ」とすぐに分かった。
同時に、映画の場面が次々と頭の中を駆け巡る。

まさに今のウクライナではと50年前と同じような戦争に巻き込まれている。歴史が繰り返されて、同様な悲劇が多く進行中であろう。

黄色い向日葵の花の咲くウクライナの大地が眼前に浮かぶ。

プーチンは今の地球上には必要の無い人だ。
彼がいなくなれば、平和な世界になると、愚かな考えに私は陥っている。


     🎈    病院の梯子の続く春遠し



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ある愛の歌

2023-02-11 16:13:30 | 老人日記

        

 映画『ある愛の詩』の概要
出会ってすぐ恋に落ちた資産家の息子オリバーと苦学生の、愛を貫いて結婚し、苦労を重ねる。ようやく生活が楽になった頃、ジェニーは白血病で余命宣告を受ける。フランシス・レイ作曲の物悲しいテーマ曲と、
“愛とは決して後悔しないこと”
というセリフがあまりにも有名な純愛ドラマの名作。       
最近、この映画を観た。
1970年の作品と言うから驚き。
50年も前の作品だとは。

現在だと、ヒロインが、イタリア移民の娘だとか、上流社会出の名家の四世だと言う設定も成り立たないだろうが。。。。

主題歌は何かにつけ口づさむ事がある。
甘く切ない、映画にシーンを懐古することもある。

そんな映画を久しぶりに観た。

観ている間に主人公の若い二人より、オリバーの富豪の父親の事を思った。

結婚に反対をされた事が悲劇の主人公達の生き様の主題ではあるものの。
最後の方で、ジェニーの病気の治療費を父親にせびりに行く。
その前に、結婚を反対した事の呵責から、父親は誕生パーティーに招待をする
ことで折れて出た。
すげなく断りながら、金に困ると、父を頼る。
全く自己中の主人公。
哀しそうな父親の表情を観ていてたまらなかった。

最初に観た時は、若者の悲恋と音楽に酔ったけれど、今は親の立場で映画を鑑賞している老いた私は健全ではないかと思った次第。

礼宮御夫妻の苦労と哀しみを、この映画を観ながら同情もしたり、、、


        🐶    同行や犬にも遍路の装束で

    🐩    尖塔に光一すじ冴返る        

 
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かがり手毬

2023-02-10 22:40:53 | 日々是好日
     

図書館の庭に咲いていたえんどう豆の花。
スイトピーと全く同じ。
スイトピーは茎が長く、店舗で売っている時は長い茎の先でゆらゆらと風に吹かれているのを見るのは好きだ。
一輪挿しに一輪でも主役になれる花だ。

    🌹    豌豆の花撮りをれば日照り雨

私の良く利用をしている図書館の正式名は「子供未来館」
利用はしたことは無いがプラネタリウムもあり、何時でも観ることができる。
野菜をプランターで育てているのも、子供図書館らしい。

今日は図書館の入り口に

   

さぬき手毬の展示をしていた。

   

子供達に讃岐の民芸品を見せて、郷土を愛する心養っているのでしょう。

    🌺    はつ春や金糸銀糸の加賀手毬    田村愛子

こんな句が浮かんできた。
石川県、、加賀の城下ではお正月には子供達が遊ぶのだろう。

私は友人からプレゼントされた大きな手毬を大切に持っている。

          
     

     🐈    仔猫寝まる待ちて手毬で遊びけり

ハナちゃんに爪をたてられては困るから眠っている間に、邪魔をせられぬように炬燵の上を転がし楽しんだことも。。。


少しだけ元気になり、図書館へ、ブログを書く気も、、、




   



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