男木島にいた猫ちゃん。
みんなお利口だ。
最初に見た波止場にいた猫ちゃん。
人だかりがしているから近ずくとこの猫ちゃんが代わる代わるみんなに撫でられている。猫ちゃんの顔は(仕方ないからお好きなように)と迷惑そうだけれど、されるがままで逃げようとはしない。
四温晴れ猫が港でお出迎へ
この猫ちゃんは、島の神社で休んでいると水を飲みにやって来た子。
最初は御手洗の手水に右手を入れて、手で掬って口に運んでいた。そのうちにそろそろと水に顔を入れて飲みだした。
神社の境内に咲いている水仙の陰にいた黒い猫ちゃん。
亡くなった 姫ちゃん と同じくおしゃべりな猫ちゃん。
「猫ちゃん 今日は」と私が言うと「ニヤァー」と応える。少し遠いから、顔が綺麗に撮れていない。今、夫が餌やりに通っている(黒べー)のように真っ黒い猫ちゃん。
「ニヤーアン」と私。「ニヤア」と猫。十回くらい繰り返す。いつまでもお話をしたいけれどお互いに、もういいでしょう。別れるのが辛い。
水仙を褥天下泰平の猫
この猫ちゃん、本当にお利口らしい。猫ちゃんがいる所を島のお婆さんが通りかかった。お婆さん曰く。
「島の猫はどの猫も年寄りを馬鹿にしている。私は猫に意地悪を一回もやったことがないけれど、私を見ると逃げる。除けてばかり、、、、」
私と目線は合わせてはくれないが、ちゃんと写真は写させてくれた。
お婆さんが、出かけようと石段を降りようとすると、すっと前を横切り無視をするかに知らんぷりをする。
それを見ていた私や島を訪れていた観光客は「ああ、ほんとうだ!」と大笑い。
狭い島の露地の坂を降りる時、とある家に猫ちゃんの餌をいれた容器を目にしていた。
その事を「でも島の人達は猫ちゃんの餌を豊富に与えて可愛がっているんでしょう?」と云うと、餌は全国から送っ(贈る)てきてもらってそれで充分間にあっています。いつもいっぱい餌は保存をされているから、朝夕与えたらいいのよ」
全国から送って来る「餌」と猫は知っているのか? 絶対に知っているのだ。この弱そうな老人の懐から出ている餌では無いと本能的に感じているのだ。
観光客が島に来て、「可愛い」「可愛い」「猫ちゃん触ってもいい」「おーオー可愛い」 解っているんだ。猫ちゃん達は。
島の見物を終えて帰ろうと港へ
朝の猫ちゃんと違った猫ちゃんが日向ぼこをしていた。
船に乗る前の待ち時間。あの人、この人が入れ替わり立ち代わりやって来て、猫に話かけたり撫でたり遊んでいる。
🙀 触られるのは嫌ではないけれど、好きでもありません!
🐱 しかし、島へ又おいで下さいませ。島が賑わうと島人も私達猫族も幸せでございます。 なあんて言っているような。
🐱 「島の観光課は私達猫族が努めております。又の起こしを。お待ちしております。
五匹しか会えなかったけれど、何と生命力のある猫ちゃん達であったことか。
島を守る大いなる猫暖かし