老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

水中り

2021-08-21 00:13:12 | シニア
         

船のデッキ。
犬を連れて小豆島へ渡る。

粗相をやったら困るから、慎ちゃんには、おしめをしている。

           


ホテルの部屋。犬と一緒に眠れる。
何度か行った。
ホテルへ着くと、この部屋へ案内もされないのにドアの前まで走って行っていた。


水中り、、、と書いて、俳句をやっている人以外は即座に読めるだろうか?

皆さん学識と教養があるから読めるに決まっている。


粗相しそうになる水中りになって一週間ちかくになる。

市販の薬を服用していたが、治まらない。

今日はとうとう病院へ行った。
粗相こそしないが、食欲がなく、家ではふらふらとしている。

このままでは体力が落ちてしまう。
病院の世話になった。

コロナで外出制限が言われている。
病院もいつものより患者さんも少ない。


              


どこへゆくのも慎ちゃんと一緒だった。

最近は病気ばかり増えるから、昔の幸福だった時のことばかり偲ばれる。

この慎ちゃんは動物病院の上得意だった。
人間は保険がある。その頃も動物の保険はあったが、入っていなかった。
胃腸が弱く、年がら年中、水中りの症状になる。
可哀想だし、心配をさせられたものだ。

病院の費用があれば、海外旅行にゆけるのにと、思ったほど動物病院にはお世話になった。
けれど、慎ちゃんの健康が大事。
ハナちゃんもそうだけれどペットにかかる費用を考えたことはなかった。
悔やむ事は無い。精一杯の世話をし、楽しませてもらった。

そんなこんなで慎ちゃん、ハナちゃんが恋しい秋だ。


     🐶     水中りとなりの吠える犬憎し

今日ばかりは身体がしんどいのに一日中吠えているお隣の犬がうっとおしい。

秋近く、空気が澄んでいるから、よく聞こえるのだ。




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胡麻の花

2021-08-18 14:46:10 | シニア
        
        (向こうの家で一週間くらい前の畑に咲いていた。)

ご近所の菜園件畑に咲いている胡麻の花。

畑の隅から隅へ長く土を盛り上げて、一畦植えている。
一応、この家の主は農協に勤めていた、農業のプロである。


          

釣鐘状の薄紫の花は、切り花にしても美しそうな花だ。

もう少しすると枯れかかった花を干して胡麻の収穫だ。

干された小さな胡麻粒は、焙烙鍋で炒って、我が家にもおすそ分けをしてくださる。

     
     🍋     青レモン老には老の志

夕方6時になると消防署の建物から「夕焼け小焼け」のメロディーが流れる。

延々とコロナ禍の現在も続いている、あっちの家の営み。
菜園の仕事が終わると、ここのご主人は犬の散歩に出かける。

     

     
    










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何か捨て,,,,,,

2021-08-16 23:47:43 | シニア
        
     (表  猫ちゃん)

一つの事をすると、他の一つの事がおろそかになる。

マスク入れを作った。

本は読まなかった。
新聞は休刊日。


       
         (裏 田舎の家)

最近は手芸はおろそかになっていた。
が、興に乗れば、半日で仕上がった、マスク入れ。
書生絣を使い、古布を使い、横21センチ縦14センチの自分では、快心の作となった。


     🏡     何か捨て何かを拾ふ遍路道


このブログは最初は(何かを捨てて 何かを拾う)であったが、気まぐれな私、(子雀のお宿)としたり、今はどこか外国の老人の(ぼんぬ ままん)なぞといい加減な名前を付けている。

(何か、、、何か、、、遍路道)
のフレーズを使い一句にしたら、選をされた。

その何かをやらず、何かをした結果、、、、
途中で昼寝をしたりすると、時間が足りなかった今日。
俳句の(は)にも思い至らなかった。


     🍆     不揃ひの秋茄子まるで背比べ

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コロナ   100人超え

2021-08-14 17:24:57 | シニア
      

わが県のコロナの陽性者が今日は100人を超えた。

ああ嫌だ。

実家の墓へお参りをした。

コロナで実家へ行くのも躊躇をしたけれど、義姉が独りで実家を守ってくれているから、意を決して、行った。

今日は1日、手芸をやっていた。

何年か前に盆に行った時、仏壇を拝みに来てくださっていた盆僧と行き合わせた。

旦那寺のご住職さんは、亡くなった兄の碁敵であった。
親しくさせてもらっていたご住職さんである。

そんな事を手芸をしながら想い出した。

     🌈     佛さんの碁敵に在す盆の僧

こんな句を詠んだ。

コロナは人災である。
国を滅ばす菅なる人に容赦の無い国民の言葉が飛び交いだした。


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昼寝覚

2021-08-13 17:37:52 | シニア
      

    ☆    ひと息に海の底より昼寝覚    亜紀

こんな句を見つけた。
戴いた句集をめくっていて見つけた。

名前も知らぬ、ただ結社が同じだと言うことだけで、贈られる句集をまとめたコーナーがある。
句集を出すくらいだから、どの方も実力者ばかりだ。
同じ結社に属し、師を同じくしているから、師の個性に少しばかり感化されている句が並ぶ。

平明にして言葉に脚色が無く、言い得て妙な句。
人生訓のような句も往々にしてあるが、、、立派な句集ばかりである。

その中で 亜紀さん の句集。ピカ一に光っている句集だ。
まだお若い。
しかし骨格が太く、感性が豊で、私は時として亜紀さんの句集を開き勉強をさせてもらっている。

     ☆     いつしかに子は腕の中昼寝覚     亜紀

     ☆     昼寝の子花のごとくに目覚めけり    亜紀

彼女は今、闘病中。
夫の転勤に伴いつ、子育ての最中。

昼寝覚の句を歳時記で読む。
が、著名な俳人でも同じ視点の句が多い。マンネリ化している句の中で亜紀さんの昼寝覚の句にはたと手を打った。

    ☆     退院の輝く世界へサングラス

前回の闘病を終えて、退院をした時の句だ。
今回も一日も早く回復をして退院をなさる事を祈っている。
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