先日、父祖のお墓参りに行く。
帰りの車の中での夫との会話。
「高松の子になってしまったね」
「そう、どうしてこうなったのか」
故郷に帰りそびれてしまった。
夫の転勤で高松へ来た。夫の実家は、商業向きの家で、こちらに居る時は、商店として、遊ばすのはもったいなくて、貸し家としていた。
高松で夫は定年となり、まだ貸している家には帰れなかった。
スローライフにあこがれていた私は 海の見える家を終の棲家?と決めた。
そんなこんなで、高松の子になってしまった。
今年も終わろうとしている。
ここ数年は、お節料理は、デパート、近所の魚や、ちょっと名の知れた料亭、ホテルに注文をしている。
近所の魚やが去年はよかったので、今年もと注文をした。
それが、大きく何店舗にも発展をし、チエーン店を増やしていると思っていたら、届いたお節は「紀文」の製作をしたもの。
小奇麗で、見た目はきれいだけれど、ホテルやデパートのと少しも変わらない。
失敗、失敗。
家族と、息子夫婦が食べるほんに少量で済む。
来年も元気でどこのお節にするか、楽しみが?増えた。
取敢えず、夫婦して、このまま元気でいたいのが、来年の希望である。
写真は 玉藻城。
ここ、松平さまの領民になったか。
せいぜい元気でいて、散策に行こう。
しりとり俳句から
寒稽古瀬戸の海背に弓を引く
雪を行く遍路それからは知らぬ
笹子鳴く注連替えている札所