老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

 お世話になったね

2020-06-30 08:38:03 | シニア

 

 

梅雨曇り。

家にいても気がそぞろ。久ぶりにサンポートにドライブ。

 

この車とも、もうすぐお別れだ。そんな気もあって写真を撮った。

10年近く乗っている。

自分から起こした事故ではないけれど、後ろから何度かの追突、横からの突っ込み、傷も目立つ。

県内を隈なく犬を乗せてよく走った。

車に乗るのが好きな犬だった。向こうの家もにこの車も「お犬さま」の為だった。

慎ちゃんの想いでがいっぱい詰まった車。

息子が、お父さん「よこせ」と言う。

夫も、もう飽きたと思っていたらしい。鉄の塊のこのドイツ車。重いらしい。

ハンドルを切る時も、重い、重い、お前が隣に座っていると、なお重い。ガソリンも、すごく食うらしい。

軽い日本車にしようか?との話しのを聞いた息子がすぐに、おいらが乗るから、、、、となった。

 

        

 

湾内では傍若無人の水上バイクが爆音をたてて走っている。

船の発着場は赤い灯台の向こう側。行き交う船に迷惑はかからない。

港に集う人たちにショーを見せるごとく、、、音楽を鳴らして悦に入っている様子。

若いっていいね~。

 

           

 

港の公園の薔薇園。刈り取られて、今は秋に向けての養生中。

残っている花は小ぶりでどれも痛んでいる。

私は薔薇の季節には、病んでいたのだろう。どこの薔薇園の薔薇も行って見ることができなかった。

 

       ✾     養生の苑秋薔薇の芽立ちある

 

       ⛵     梅雨雲の中よりぬつと連絡船

 

       🌂     女の児梅雨にけぶれれるちひろの絵

 

       ⚓     ヨットの群れ動くと見えて動かざり

 

       ☔     梅雨滂沱頭だけ見せ鬼ヶ島

       

 

 

 

 

 

 

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    アガベ   (その二)

2020-06-29 10:04:56 | シニア

     

 

訪ねあてた鎌倉さん宅は立派。ご夫婦が二人で暮らしていると。

結婚をして40年。その折にこのアガベが大変に珍しい花だと知人にいただいた。その時はもう45年育てられていた花だ。

それからだと85年の歳月が。

まったく100年に一度しか咲かぬ花だ。

地方新聞に載り、テレビの取材も、、、

このご夫婦でなければ、ここまでの観察記録も、、、

 

    

 

何枚にもわたる成長の写真がファをされている。

 

     

五月9日は、、こんな具合。

放射状の葉(ロゼット)の中央から茎が出た。

 

   

 

数日たつと、このように成長。

一日に10センチづつ伸びてゆくそうだ。

 

  

 

6月21日はロゼットにこんな新しい花が付いた。

 

     

 

いつしか、こんな花に成長をした。

4メートル以上に育った花を下から見上げるから、上から見た花の仔細は判らない。

 

    

 

大きく育った アガベ 。

私のように好奇心のおおせいな人たちが、この家に押しかけて見物に。

庭には休憩所までも。

反響の大きさに、嫁いだ娘さんがお接待に駆けつけている。

この讃岐だけではないが、四国にはお遍路さんに対する「接待文化」が根づいている。

お茶に、お茶受け。まあ普通のサラリーマンでは出来ないであろうお接待を見物の皆さんに。

子供には、お菓子の袋詰め。

私が行った時は土曜日の午後。それでも朝から60~70人がアガベを見に来たそうだ。夕べまでは時間がたっぷり。

四国の「接待文化」の神髄に触れた。

これが何日も続き、明日は日曜日。このお宅の賑わいはいかほどに?想像をしてしまった。

 

100年に一度の珍しい花が咲いた、我が家で咲いた、嬉しい楽しいと吉祥だと、お思いなのだろう。

 

良い香りがするから誘われてその方に、、、

この家の門を潜ったときから良い匂いがお庭に充満をしていた。

 

    

 

もう一方のお庭に風蘭が咲いている。古木に、蹲の横の大きな鉢に。

アガベのおかげで私も楽しい一日と珍しい花を見ることができて、、目の保養が。

 

 

           昼も夜も植田わたりて風のくる

           アガベ咲くを待ち半世紀星すずし

           アガベ咲く緑の前方後円墳

           生身魂アガベの咲きたる句読点

           風蘭に遠慮せずともにマスクとれ

           風蘭や閉ざしたままの裏鬼門

    

 

 

 

 

 

 

   

 

 

 

 

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    百年に一度咲く花   アガベ (その一)

2020-06-28 08:39:00 | シニア

       

百年に一度しか咲かない花、アガベ を見に行った。

 

{アガベは北アメリカ南部から中央アメリカ、西インド諸島、南アメリカ北部に221種が自生しています。乾燥地に生育しているため、葉は放射状につき(ロゼット)、多肉質で、多くは葉縁に鋭いとげがあります。観葉植物、多肉植物として栽培されますが、耐寒性のある種類も多く、関東地方以西では庭植えにして楽しめるものもあります。多くは何年もかけて花をつける準備をし、ロゼットの中央から茎を伸ばして花を咲かせますが、開花すると株は枯れてしまう}

 

 

先日、テレビのニュースを観て、同じ街の鎌倉さんと言うお宅を訪ねた。

同じ市内(向こうの家)とはいえ、道を尋ね,訪ね、私のテレビの記憶が、咲いているお宅が 鎌倉さんとのみしかないから途中にあるお母さんたちが経営をしている食堂に、道を聞きに入った。

幸運としか言えない。

そこでで 「今から家に帰ります。近所ですからご案内をします。車の後を附いてきてください」 と言う優しいご婦人にあった。

よかった!そこから10分くらい田舎の道を走った。

この方がいなければ私達は在所中をくるくると鎌倉さんを訪ねて走ったにちがいない。

 

   

 

引きもきらない見物の人が来ている。

綺麗な格子の大きな門を潜ると、アガベが咲いていた。

 

     

 

アガベ、パリー。日本の名前(吉祥天)と案内が。

百年に一度しか咲かぬ花。吉祥天のように幸運をもたらす花に違いない。

 

花言葉は、さもありなん。

 『繊細』『気高い貴婦人』
生涯1度しか花を咲かせないことにちなんで、「繊細」という花言葉がつけられました。また、貴婦人という花言葉は、ゆっくりと生長する姿が高貴なプライドを感じさせることに由来するとされます。    

 

          アガベ咲く天女の吹かす風すずし

 

          アガベ咲く一期一会のお接待

 

 

 

 

 

 

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  まぎれもなき 老人

2020-06-27 10:07:49 | 俳句

    

 

          煙消えお灸の余韻朝涼し

 

何からでも俳句は詠めるってこと。

最近は足が冷える。千年灸をすえている。少しはまし、、、効果はあると信じている。

今朝も三里のつぼにすえていた。

マッチで火をつけるやいな、煙が出る。舞うのもあるし、真っ直ぐに上に昇るのもある。

見ていて、あれあれ、、、俳句ができた。

( 三里を知らない?俳人失格! 奥の細道の冒頭の書き出し、、、)

 

   

 

昨日友人と電話で長話し。誰が亡くなった、誰それが認知症で入院をしている。誰が老人ホームのお世話になっている。そんな淋しい話題ばかりだ。

友人も私に劣らず負けず多くの病を持っている。

 

そして結論。

何がどうなっても私は老人だ。れきっとした老人だ!

それを悟ったから、それなら美しく老おうと決心をした。

ちょっとテンパッテいた、、、が、、テンパルのをやめよう。老人らしくおとなしく控えめに、しかし老人を全面に出して言うことも言おう!

傍若無人の若者の無知を心の中では,遠慮しないで笑おう。

長谷川町子さんのマンガの「意地悪ばあさん」みたいになったってかまうものか。

 

今朝は「美しくおしゃれに」、、、ページを開いて、世のおしゃれな婆さんの写真を見た。

綺麗だ、美しいと思った人たちは、銀座でカメラマンが見つけた美しい人達だった。真似なんて無理無理!

美しいリメイクの服を、、、

私のブログの写真が出てきた。まことに、あっちこっちの検索で引っかかる。

 

美しいとは、老いるとは心を磨くこと。難題だ。

 

感性も頭の回転も鈍く動作も、、、、老いを恥ずかしがらずに正直に生きてゆくことを友人との会話から気づかされた。

 

           網戸の風に舞ふ灸の煙かな

           生身魂出るもの腫物手あたり (夫の放屁)

 

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  リズムが狂った

2020-06-26 04:23:07 | シニア

          

 

夜中の二時に目が覚めた。

水分の補強。水をたくさん飲んで尿を出しなさい、、、とは主治医の言葉。

眠れぬから、パソコンを開いて、ニュース等々を読む。

 

女郎蜘蛛のような広島の参議院議員が画面に踊っている。

記事に事欠いて、彼女を女にしてやった、、と言う議員の話まである。

羞恥心の無い人だと思うが、しかし、、、ブログなぞを書きプライバシーもネタにする自分も、ずいぶんと羞恥心を失っているではないかと思う。まあ、あの女郎蜘蛛ほどではないけれど。

 

世の中には物好きな人も。

最近、真夜中に私のブログを何ページも読んでいる人が。

なぜ、どうして、私のブログを、、、、気味が悪い日が続いている。時間潰しか、それとも?ああ解せない ❕

 

検索をしていると、見たような風景の写真が。

私がブログに載せた写真だった。

良く検索にかかる。

だから、書くことに気を付けなくてはと注意をしてはいるが、真夜中に起きてパソコンを開いている、私と同類の(ちょっと変わっている)人間がいるのだ。想像はここまで。。。

 

烏が鳴いている。夜の烏。

 

      🐢     亀鳴けり烏に甲羅をつつかれて

 

      🐢     昼寝覚め烏がつつく甲羅かな

 

亀が甲羅干しをしていた。大きな烏が舞い降りてしきりに亀の甲羅をつついていた。出した首を急いで引っ込めた。

 

      🐢     父の日の花束母の好きな花

 

白々と夜が明け染めた。

屋島はガスにまかれている。今日も雨か?

 

      🐢     甲高き梅雨の烏や未明なる

 

今からベッドに、、、二度寝をして、狂ったリズムに又一日悩ませられるのか。    

 

 

 

 

 

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