良いお天気。
今日で四月は終わりである。
藤の花を見に行く。
テレビで、今日行った神社の藤の花が見頃だと放送をしていた。
それを聞いたか聞かないかは知らぬが大変な賑わいようだ。
神社の周辺は車も置けないほど混雑をしている。
田舎のばばさんの私のようにカメラを構えて撮っている人も多い。
若い人は自撮りで、仲の良いところを撮っている。
樹齢300年と云われる古木の藤の花である、
一本の木から、枝が伸び、伸びてまるで孔雀が羽を広げたようになっているということで
「孔雀藤」と呼ばれている。
全体像は大きくてカメラに収まりきらない。
後ろに下がって遠くから写そうと思っても境内が狭い。
立派な藤を咲かせる大きな木だ。
老木であるから、花は咲かせているが勢が無い感じ。
しかし頑張って300年も生きてきて世の移ろいを見守ってきた。また、この木を守ってきた氏子さん達の努力に拍手を贈りたい。
境内では茣蓙を敷いて花見をやっている人達。
日本人のお花見好きは藤の花にまで及ぶと思うと可笑しかった。
藤棚の下は藤の花の木洩れ日がちらちらと遊んでいる。
さぞ一杯が美味しいだろう。
明日から五月。風も爽やか。目を転じると若葉が美しい。
ここは四国八十八ケ所の白峰寺や国分寺に近く、お遍路さんも足を寄せていた。
背中に「歩いて日本一周中」と書いた布を貼っている若者も。