ハナちゃんが生きていたら、
幸せだろうな~。
こんなふうに私がパソコンを打つ隣の手芸用の椅子に座っていた。
たまにパソコンの上に乗って邪魔をすることもあったけれど、傍にいるだけで私もハナちゃんも満足で、当たり前を疑わずいつまでも続く生活と思っていた浅はか者だった。
夫の従弟。
80才。
奥さんに先立たれて関西地方の、とある都市の有料老人ホームで世話になっている。
1月の末にコロナに感染をした。
有名企業に勤めるホワイトカラーで今、世話になっているホームもそこの系列だ。
コロナ感染をし、そこの関係の系列の病院に入院をした。
2週間位たって、コロナが陰性になった、、、と夫に電話があった。
まったくコロナに感染をしたことなど知らずにいた。
知ったとしても今の現状。
そらから一か月ほど経て
医者から
「貴方がコロナから治ったのは奇跡ですよ」
と告げられたそうだ。
それまで、既往症の重い糖尿病で、一週間に三度の透析の治療もやっていた。
コロナの悪魔から逃げれたと聞いた私達も、本当に奇跡だ、、、
入院生活2、5ヵ月で退院を。
良かったねと拍手喝采を遠くから送ったものだ。
それから現在。
「生きている!」
と、、、時々。
電話がかかってくるものの、元気な時は夫と1時間以上もお喋りをし、お喋り男が二人と、あきれていたものだったのに。
最近やっと
「車椅子での生活が可能になった。それでも疲れるし、、、」
「医師がホームへ往診の来てくれる生活だ。」
そんな会話が少しだけ可能になった。
テレビを観ていて、コロナ患者の経験談を聞いた。
(歯ブラシが重い。座れない。手と足が動かない。トイレまで歩くのが苦しい、、、)
昔、
私はこの経験を6ヶ月ほど経験をする入院生活をした。
元気な人に(歯ブラシ)が重いと言っても想像をし難いだろう。
私は夫の従弟の話を聞くと、昔の病気の時の辛さ苦しさ、精神的にもずたずたで将来が不透明だったころを想いだす。
この症状やコロナの後遺症が全く同じだったから理解ができる。
夫の従弟は綺麗好きで、ぐうたらな私を醒めた目でお掃除くらい丁寧にやったらと、、見ていた。
弁解はやらない。同情をされたくない。
言っても、理解は誰もしてくれぬのが落ちだ。
世界の健康な人々が、いつなんどきコロナなる悪魔に胸倉をつかまれるのかわからぬ昨今。
オリンピック、、、笑わせるな~!
他人の痛みは知らない世間の一般常識はどうなっているの。
菅の頭の中はどうなっているの?
コロナの怖さは、陽性が陰性になったからって身体や精神を蝕んで、普通の快復はいつの事に。
スポーツの選手が、頑張ってすぐに復帰をしてくるが、あれを信じている一般人は、、、と(
鹿さん~~とは言わない~)
夫の従弟。
一日も早く元の体力を取り戻し普通の生活がきたらよい。
一月末から、もう六ヶ月に。
それにしても長いな~。いつまで続くのだろう。
奇跡だと医者に言われ、命を取り戻しただけでも、ラッキーだったねと吾ら夫婦は遠くから快復を願うのみ。
くちぐせは貧乏ひまなしをけら焚く