老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

  類想、そう 月並み俳句ってこと

2019-06-26 17:55:13 | 俳句

    

坂出市の公園のすぐ傍にはドックがある。散歩の途中のご夫婦が船を見ていた。

 

夫が転んで手首を痛めた。車の運転ができない。

いつも頼っているが、今日は私、予約をしていた病院へ自転車で行った。 ふらふら乗りにくい自転車は殊のほか疲れた。病院から帰り、二時間近く昼寝をした。まだ目が覚め切っていない。泌尿科、歯科と病院に日参をしている。この病院が近いというメリットがあり、この街へ引越して来たのだから仕方ないとも本望とも、、、、相棒をいつまでも頼りにできぬと痛切に感じた今日だった。

 

病院の待合室で、80才代の人気ブロガーの記事を読んでいたら、こんな句に出会った。

遍路の句としてブロガーの方が数句取り上げている中の一句。

鷹羽狩行、岡本眸、野見山朱鳥、 尾崎放哉らと堂々と並んでいる。

 

      @    何か捨て何か拾うて秋遍路   

 

あれあれ、あんりゃまあ~。

つい二か月ほど前、ネット句会に投句をし、選に通った私の句と同じだ。勿論、この方の句の方がどこかへ発表をしたのは早い。 私は自分のブログの名前に「下5」に

 

      @    何か捨て何かを拾ふ遍路道

 

と、「遍路道」を付けた。 俳句の良し悪しを言っているのではない。あんりゃま~。よりにもよって全く同じだ。盗作をしたつもりは絶対ない。だから、しかし、この私の句は捨てようか?

そこまでするほど、名句ではないから、忘備の句として句帳に残しておこうと思った。この方、著名な俳人でなくてよかった。私と、どっこいすっこいの俳句を作る人で、、、、じゃなかったら、盗作、、と云われるかも、かもね~。

「季語」とすると、どちらの句が適しているか?「秋」と「道」の違いだけと思う人は勉強のやり直しを、、、、!  笑いごとか?そうだ!

 

目が覚めた。夕飯の支度をやらなくちゃ!

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    睡蓮 (はじめて見た色)

2019-06-25 16:52:25 | 俳句

      

 

初めて、紫の色の睡蓮を見た。

この年齢になって初めて。始めてのことは毎日遭遇をする。世界旅行などしたことがない。もし行くことができたら、右も左も見る物食べるもの初めて、、、、興奮するだろうな~!

紫の睡蓮からそんな事を思った。睡蓮の池に、たった一輪、他の睡蓮から少し離れて咲いていた。突然変異でも無いと思う。(後から調べると、決して珍しい色ではない。単に私が初めて見ただけ)

 

             

 

印象派な画家 モネ の描いた睡蓮の絵。

 

    ☆     睡蓮に問う雨の日のモネの起居    伊丹三樹彦

モネの睡蓮の絵って何枚あるのかしら?あっちこっちの美術館に収蔵をされていて、何度か鑑賞をする機会があった。

 

    ☆     星よりの伝言の彩(いろ)ひつじくさ    友永佳津朗

 

いいなこの句。紫色の睡蓮を詠んだのだったら!平凡な色の睡蓮からから生まれたって!脱帽!

 

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   マーマーレード

2019-06-25 00:17:49 | 俳句

    

 

走る車から撮った讃岐富士。

この辺り桃の産地だ。そこの農協へ桃を買いに行った。今日は、桃農家から出荷された桃は全て売り切れたとの事。

夏蜜柑の綺麗なのと、ラッキョの綺麗なのが有ったからそれを買う。

甘夏とかオレンジは店に並ぶが、昔の純粋の夏蜜柑はなかなか無い。田舎の農協だから見つける事が出来た。それと、まくわうりも。色んな種類のメロンの美味しいのはあるが素朴な昔の味のまくわうりは、農協でしか手に入らぬ。

早速マーマーレードを時間をかけて作る。ラッキョはお酢は市販のを使い、2キロ漬けこんだ。人並な田舎の主婦の真似事をやった一日となった。

 

     🍉     流水に程よく冷えてまくわうり

     🍉     朝な夕な端居見飽きぬ象頭山

     🍉     花辣韭錨捨てある島の畑

 

   

 

 

 

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       ジャカランダ

2019-06-23 22:01:57 | 俳句

 

久しぶりに坂出の 東山魁夷 の美術館へ行く。

最近は入館者にはそれなり以上のお歳をめした方が多く作品の鑑賞をしている。 その中の一人が私という事だ。

 

帰りにジャカランダが咲いている公園に。

テレビのニュースで観たという人がちらほらと大きな木を仰いでいる。

私は、テレビのニュースで観たからと言って、必ずしもそれが正しい、素晴らしいということを証明するとは限らないと云う事の間違いに気づく。

向うの家(志度)のお隣の二軒。それと町内のお宅。 それらのお宅に咲いたジャカランダの木の大きく育ち、大きな花びらを付けた姿。あなどっていた近所の素晴らしいジャカランダを忘れていたのだ。

ベランダから手を出せば届くようなジャカランダの花の詳細。目の前で上下に揺れるすばらしい房の固まった紫の花、明日にでも向うの家に帰って、他所の単なるそれなりのジャカランダに目移りをした自分を反省し謝らなければ。

遠くの物は貴重に思えるが、幸せや宝物は、すぐ近くにある。能天気な自分の生活は自分が思っているより以上に恵まれている。劣等感の塊りを隠すために背伸びをしている感。素直に自分をもう一度見つめ直す必要を感じた一日だった。

お隣のジャカランダは本当に素晴らしい! 

 

      ☆     何もかもみな黴させてならぬもの     櫂

 

 

     

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    八栗寺の散策

2019-06-22 11:47:21 | 俳句

    

 

八栗寺を参拝する。

菩提樹の花が咲いているとテレビのニュースがあった。残念、信心家でないのを見すかされているのか、すでに花は枯れかけたのがちらほら。秋になると、菩提樹の実になって飛ぶ用意に入った花というのが正解か。

 

ケーブルカーで登る。帰りは裏参道を歩いて降りる。

いつもよりお遍路さんは少ない。碧い目の外国のお遍路さんの方が多かった。

峰の札所寺は下界より涼しい。眼下に原生林を控え森閑としたお寺は荘厳。

 

               

 

     ❄     蝋燭の種火全山滴れる    葉

 

高野山で詠んだ我が句を想いだす。 句集は作らないが、もし出すとしたら、一番に加える句と思っている。

お大師さまが亡くなってからも1200年間燃え続けている種火を詠んだ。

 

     

 

     ❄    菩提樹の天辺に群れ夏の蝶

 

何年か前にこの菩提樹を詠んだ。 師の選をいただいている。 今回も一句と、、、信心が足らないからな~。時季を失してしまった。

 

     

 

     ❄     子遍路が母の袖ひくニッキ水

 

他の遍路寺での句。子遍路が母親の袖をひいてニッキ水の前から立ち去ろうとしない景を。。。お母さん、子供に買い与えた。この子供、普通なら学齢期で休み中でもなかったように見えた。

 

遍路寺を訪れると何か、大きな力をいただく。 今回もそろそろ、天から降りてくる言葉を捕まえて離さないないように。

 

    

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