老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

玉手籠

2022-06-27 19:11:06 | 日々是好日
       

向こうの家から持ち帰った籠。

中から出てきた作りかけのモンペ。

      

開けて驚いた。
藍色の大島紬で未完成のモンペが眠っていたのだ。
記憶に無いけれど、この大島のブラウスは着ている。
もったいない。
もうすぐ仕上がるところで、なぜか置きっぱなしにしていたらしい。

今日はウエストを縫い、裾を縫い最近流行っているにぶかぶかのモンペに仕上げた。
会心のモンペが出来た。

籠の中身は、まるで玉手箱ならぬ玉手籠。
大切に仕舞い忘れていた布がたくさん入っていた。
さあ明日からが楽しみ!
何を作ろうか?

     

先に作りかけていた。夫のポシェトを完成させた。
お財布とハンカチと鍵の入る大きさ。
この布は大事にためていた布。近所の手芸屋には置いていない布だから。


        
       

裏にポケット。

そして一日が終わる。

大きい布を使って何かを作らなければ断捨離には時がかかりそう。
一向に減らない。向こうから持って帰り布が増えている。


しり取り俳句
  
「美容室」
     📚    遠雷や美容室で読む週刊誌

「試食」
     🍣     試食して買ふはめとなり鰻丼 

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眠れない

2022-06-26 04:11:12 | 日々是好日
                      

眠れない。
午前3時。
本のページを開くと、いつもは自然にまぶたが重なってくる。
今夜はそれもダメだ。

昨日は向こうの家に行った。
この家で住んでいた14~5年の月日が、私の人生で最も平穏で幸せだった。
猫がいて、犬がいて、時々、旅に行き、大病をしたけれど、杖にも頼らず歩け、金銭の心配もそこそこで、普通のごく普通の生活だった。

犬が亡くなり、猫が亡くなり、この家に住む名聞が無くなった時に病院に近い今の住処に移った。

病気とは背中合わせ、じぶんでは二人三脚の人生と割り切っていたから、人並み以下の健康状態でも不満はなかった。

最近になり気が付いた反省点。
自分では手芸にいそしみ、出来上がった小物の手芸品を人さまにプレゼントをしたつもりだった。
しかし、よく考えると、この行為は自己満足にすぎなかったのだ。
今日も向こうの家にある布を見て、驚いた。
こっちに少し持って帰ろうとの目的で行ったのだったが?
納戸に積み上げている量。
思い出せないような生地もある。
よくもこんなに買ったものだ。
断捨離が追いつかない。

他人さまにあげる行為は止めることにした。

思いあがって、いい気になっていたと、、、、

鈍いな。私の心。

「縫う」と言う趣味を無くすれば、死んだも同然。俳句も半分、捨てたしな~。
直ぐに製品がダンボールに溜まるに違いない。
どこかでバザーがあれば出す、、、と!

そんなふうに考える興奮状態かな~。
眠れないのは。

すてた俳句のしり取り

「蟻」
     🐜     蟻運ぶ玉虫神輿のごときかな

「茅の輪」
     ⛩     波音の聞こえる茅の輪くぐりけり





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暑かった

2022-06-25 07:53:20 | 日々是好日
     

頼まれていた袋が仕上がった。
断捨離のつもりだったけれど、彼女の気にいりそうな手持ちの布が無い。
買ってしまった。
同じ作るなら、イヤイヤな袋より、柄物だけど、私の持っている和風よりましか?と思った。
  
       

男性用の少し大きめのポシェと。
無地の茶の厚手の布があった。それで作った。

あくまでお手製。
温もりはあっても、既製品のようにキッチリカチットは出来上がっていない。
難しい。
頼まれるのは。😔 

昨日は暑かった。35度もあった。
お達者クラブで
「元気がないね~」
と、声をかけられた。


昼食に、出来合いのにぎり寿司を買って食べた。
それが、寿司に付けた醤油と赤だしを作って飲んだせい?で喉が渇いた。

さて?一升くらいの水分を飲んだだろうか?
サイダー、緑茶、ヨーグルト、、、
一番に美味しかったのがノンアルコールのビールだった。

身体に水分、それもジュースの類を?
悪いのは理解をしているが、困った困った、昨日の水分補給は 😩 

水中りなる季語を使わないように、今から気をつけなければ、、そうなんだ!


しりとり俳句

「「変」
     🥎    雲の峰なかなか決まらぬ変化球

「心太」
     🌲    崇徳上皇の参拝済まし心太

「李」
     🍑    甘く切ない記憶の杏かな

「廃屋」
     🎆    廃屋の雑居ビルあまた燕の巣

何、やってんだ!
しりとり、しりとりと、、、

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断捨離 (№ 7) 赤い色目の袋

2022-06-23 00:38:24 | 日々是好日
       

頼まれて縫う袋。

三河木綿を繋ぐ。
アメリカ人の夫を持つ知りあいのお嬢さん。

赤が好きだから、赤い袋をお願いだって。
さあ、困った。
ここで気が付いた。
私の好みは和風で藍染めやら木綿や紬で、、、
赤い布と言われても、、、
ハワイアンキルトや、スーちゃんのアップリケのキルトは昔は作ったけれど、最近は、初心の頃のキルトからは離れて和風で大雑把に自分好みの物ばかり作っていた。
自分が好きだからとプレゼントをする時も、自分好みを押し付けていた、、、と、はっと今頃になって分かった。

外国暮らしが半分、日本が半分の暮らしをして人からみれば、お隣のおばさんはお裁縫が好きだから、正直に
「赤が好きだから赤いのでお願い?」
と、言ったまでの事。
忖度抜きの、あたりまえの外国の考え方で正直、清々しかった。
いままでの自分を返りみる機会を、与えてくれたのだ。

布の断捨離をしているから、わざわざ買って作ろうとは思っていない。
親しい仲だから、三河木綿の明るい色を使ったと言うつもりだけれど、
唯我独尊、自分の好みを押し付けられた友人知人は、迷惑をしたことだろうと、遅ればせながら気づいた。

只、赤い色を繋いだだけで、アップリクもしない、単純な袋になった。
その内、じっくりと好みを聞いて、手持ちの布で作ってあげよう。
断捨離をしているんだもん。。。。。

そんな事を思いながら一日。お裁縫に精をだした。


しりとり俳句

「守宮」
     🐍     ゐすくまる守宮猫が睨みをり

「丈」
     👘     姉から妹へ浴衣の丈を整へな
           (日々好日浴衣の肩上げ外しけり、、、と推敲)
          


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盆石

2022-06-21 22:09:25 | 日々是好日
        

梅雨のさ中だというに連れ合いがドライブに行こうと言う。

久しく姉に逢っていなかったから、姉を訪ねた。

姉もデイサービスに行く年齢になっている。

今日はデイサービスに出かけているから、甥を相手におしゃべりをしながら姉の帰りを待つ。

甥の作った「盆石」
いかにも富士山には相当の手を加えているが、彼もこのような趣味をする年齢になっているのだ。

近況の報告をしながら待っていると、姉のお帰り。
母に言わすと、
(姉はラブレターでお風呂が沸いた」、、、と例えるくらい、若い時は美しかった。
今でも老いてはいるものの、それなり以上に美しい歳をとっている。

最後は姉も妹も身体の変調の事ばかり。
甥と夫が笑いながら聞いている本当に楽しい時間を過ごした。

         

姉が作った筍。
手芸の趣味が同じ。さすが姉妹だ。
姉からもらった着物でリメイクで楽しんでいる私。

今回は絹の襦袢を細く切って編んだマットをもらった。
絹の肌触りが良い。
さあ、どこに敷こうか?
風呂の脱衣所。それとも台所。?


ドライブ中に何句か駄句が浮かんだ。

    😊      濃紫陽花水はけの良き谷戸かな
    
    😋      梅雨の雲クレーンの先端隠しをり

    😎      梅雨籠ディクミネの声沁みる

    😄      屈強なる千年楠や夏至の雨

    😒      この峠見渡すかぎり栗の花

    😶      男梅雨淵に舞ひあぐ水煙

    😙      青葉木莵母の俤姉に見る


家に籠ってばかりいないで時には外へ、、、
   
     

    

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