老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

三月尽

2016-03-31 06:45:56 | 俳句
昨日は四国村へ散歩に。
村には、三か所、俳句ポストが置かれている。
その日のまあー思いついた吟行句を投句する。
その内の一句が選をされたらしい。
結構な賞品が贈られてきた。

さて、どんな句かと、パソコンを開いてみる。
俳句は載っていないのに、四国村の検索をしていると、私のブログがヒットした。
あれれ、、、れ。
以前に四国村へ吟行に行った時のことをブログに書いたことがある。そのページである。

時々、思いかけぬ所で、自分のブログの名前が出てくる。

しりとり俳句で、投句した句も毎日更新されて載る。最初は嬉しかった。しかし、後になって、稚拙な句で恥ずかしくなった。ブログの文章もしかり。

正直なところは、嬉しさ半分、困ったな~が半分である。
しりとり俳句の方は足がどっぷりはまり込んでいる。止めることは淋しいし、俳句が作れない時の励みにもなっている。オーバーな表現をすれば、生きがいか?だって、楽しいんだもん。
それで、今まで使っていた、名前を変えて出してみた。
その、変更した名前でも、毎日更新して、載っている。
これも、嬉しいような、恐いような、複雑な気持ち。
インターネットの怖さに改めて気が付いた。
何でもかんでも、書けないと判っていながら、今朝も書いている。
因果だな~。魅力と魔力が半々。

三月も終わって明日から、四月。四月馬鹿ならぬ、俳句馬鹿にとって花の季節。
四国村には、早くも石楠花が満開。     

        

     🍒  石楠花の谷へ九十九の径かな 

     🍒  花篝池に浮きある能舞台  

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

四国村へ散歩

2016-03-30 14:42:54 | 俳句
     

毎日の散歩。同じように散歩をするのであれば、起伏のある、四国村の散歩と、出かけた。桜はもう咲いたかな~と、期待をして行った。未だ早いようであった。三分咲きと云うところだ。

    🍒  春の炉に父ちゃん来たよと声のして

    🍒  風光る伐つたばかりの木の年輪

    🍒  花の山とび交いをりぬ国訛り



     🍒  箸莪の花明かりに森の径かな


      

   🍒   たんぽぽの黄色がさみし石仏

   🍒   佐保姫に届けカンカン石を打つ
      
     

   🍒  辛夷散る山家の垣に二三片

   🍒  釜屋とは何ぞと少年花大根

今どきの若い人は釜屋と云う古い言葉を知らないか?か、何気なく聞いていた。
四国村には、古い民家が集められている。
かまどを据えてある所、ようするに台所、外厠、外風呂 等々 昔の建物がある。

      

   🍒  ハムスターの墓この辺り蝶々舞ふ

ずっと昔、飼っていた、ハムスターを、この裏山に葬った。
春になれば、桜が咲いて、チューリップの花が咲く辺りに。今日は黄色い蝶が一頭舞っていた。

     

    🍒  子の声の谺あたたか葛橋
    🍒  近くまた遠く水音辛夷咲く

       

    🍒   金毘羅へ三里の石碑花しぐれ

まあ、いつもの事で報告俳句が作れました。
推敲、推敲 家に居て一句もできないのより、健康的であろうか。






 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サンポート へ吟行

2016-03-29 17:37:21 | 俳句
瀬戸内海芸術祭が、香川県と、岡山県で始まっている。
今回で、四回目か?
サンポートへ、少しだけでもと、見に行く。
     

午前中は青い空が見えていたのだけれど、いつの間にか霞のかかった、空模様となった。      
とりあえず、プロームナードデッキを赤灯台まで歩く。
赤い燈台はガラスブロックで出来いて、夜になり灯が点れば、燈台の全体が赤く輝く。
船で岡山からの帰路、この灯りを見ると旅の終わりを感じ、ほっとする。

犬と散歩をしている人とすれ違う。
殿 はここが好きで、良く連れて来た。三匹の犬を見ると、殿 のことを想い出して淋しく、哀しくなる。       

   🍒  海おぼろ埠頭を犬と駆けしこと

   🍒  燕飛ぶ女木島行きのアナウンス  

       

港のレストランのテラスでお茶を飲んでいる人達が。

   🍒  カフェテラスに赤い自転車うららけし

   🍒  玉藻もよし水城かぎろふ舟の舳    

        

芸術祭が始まっているわりには、人出が少ない。
船が満員で、乗れない人でごったがえしていた、前回の港の光景が嘘のようである。今日だけかも知れないが、春休み中にしては、閑散としている。

      

マンネリ化して魅力が無なくなったのか。
四月に ITサミット が開かれるので、今日もサンポートビルで火災訓練が行われていた。


   🍒   消防訓練の音鳴り響く朧かな

   🍒   大き口開けるフェリーへ遍路バス

   🍒   春日傘傾げ港で待ち合はす

   🍒   春落葉埠頭を吹かれゆきにけり

   🍒   潮の目を飯蛸獲りの舟早し    
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春の、、、、

2016-03-28 23:13:04 | 俳句
杏の花が咲いている。今が盛りである。
我が家から、三十歩でこの景色だ。我が家の庭も同然である。
    

白梅、桃、杏、山茱萸 白木蓮 同じ遊休地で、目下咲いている花。
子孫に残そうと、剪定に草取りと、持ち主の方は、楽しいとおっしゃりながら忙しく手入れの作業をこなしている。健康に良い、土仕事をしていると、一日があっと云う間に過るとも。
しかし、古くから住んでいる人は、この素晴らしい景色を何とも思っていないようだ。
生まれから、このかた、毎日見てきた景色は当たり前のことで、
「海が見えて嬉しい」
と、私が云ってもニコニコとするばかりである。

窓から見える海と島、坂道を下る時望む瀬戸内の景色が気に入って私ほここに住もうと決めた。

夏がくると、杏、梅は実に成る。
他で キウイ 葡萄などを栽培しているから、杏、梅 は熟れてもほったらかし。
落ちて甘酸っぱい匂いを附近に放つばかりだ。

        

    🍒   遠眼鏡を舟が横切る青岬

    🍒   北窓を開くたゆたふ海のあり

    🍒   義経の駆け抜けし野に遊びけり

   

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

三月二十七日 山桜

2016-03-28 07:39:33 | 俳句
日に日に、山が少しずつ染まってくる。
寒い(十四度)。
暖かくなりかけては、又寒さがぶり返す。異常なお天気。

       

その中の一本。山をかき分けて、近くまで行けない。
せめてカメラで近づく。        

      

    🍒   いたる処青山ありと桜かな

山を背に詩吟をやっているご老人がいた。

    🍒   仕掛罠の札下がりある花の山
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする