散歩の途中で葉が色づいている 猫じゃらしを見つけた。
空気や揺れている樹々に秋を感じる。
それは、古歌にもある 目にはさやかに見えねども そうなのである秋の気配が満ち満ちているのである。
窓辺に鵙が来て鳴いている。
「チィ チィ チィ」
と二声三声 。
鵙にも笹鳴きがあるらしい。甲高い 鵙の声とは味が違う。まさに初鳴きの鵙が、ここ四五日鳴いている。
それを句にしようと、あれこれ ひねっているが 句 にならない。
🍒 初鵙や朝の水の美味いこと
🍒 ほとばしる水に洗ひて秋の茄子
🍒 別腹へいちじく四つをさめけり
☆ 秋晴るるいつか飛ぶ夢風見鶏
我が家の萩は終の萩。夏中咲き続けて、残る萩は薄い桃色になって一枝に。
⦅歌仙⦆は芳しくない付句に 捌手の師匠も匙を投げているのでは?
十一 山上の修道院を月照らす 松太(月・秋)
十二 ワイン造りの葡萄たわわに 杳平(秋)
名残の裏へ。雑。
【投句一覧】
◎ワイン造りの葡萄たわわ
罪の色濃くかもす葡萄酒
葡萄酒醸す音のかそけき
葡萄酒醸す地下室の樽
葡萄醸して美味きワインを
十一 の付句に 葡萄を連想?した句がこれだけ出句された。
私の句もこの中にある。
同じマンネリ?、類想 がこれだけ並べば、さぞや呆れたであろう。
他の句も、師のお気に召した句はなかった。
十二の句の付句が今日 列記をされていた。
お気に召されなかったらしく (再募集)となっている。
> ワイン造りの葡萄たわわに
『名残の裏』 初句を、頭が空になった時、考えよう。一日中。