大阪水曜ほっと集談会一世です。
最近日々の生活や集談会の場で50代の心の叫びを感じることがあります。
これは、男性・女性に関係なく共通しているような気がします。
心が軋(きし)んでいるという感じです。
50代は住宅ローンや教育費など経済的負担に加え、親子関係や夫婦間のひずみが最も顕著に表れる時期ではないでしょうか。
サラリーマンで言えば、役職定年やリストラにより給与カットや自分の後輩や部下が上司になる事も日常的です。
自営業やフリーランスの方で言えばコロナ禍で営業停止や売り上げや受注がダウンするなど予期せぬ事態が起こります。
また子供の結婚や独立による空の巣症候群もあるでしょう。
若い頃の無理が体を直撃し思わぬ病を得ることも珍しくありません。
高齢の両親の介護や死別の悲しみも容赦なく襲います。
40代までの体力と気力で乗り切ってきた方法は、もはや通用しません。
かくいう私も、高血圧に耳鳴り、めまいに随分悩まされています。
さて、そのような過酷な時期をどう生きればよいのでしょうか?
作家五木 寛之氏は、このように語りかけます。
私はそんな時、徹底したネガティブ思考でしのいできました。
人生とは苦しみの連続であると覚悟を決めるのです。
なかなか、覚悟を決めかねてふらふらと不安に翻弄されてばかりの一世です。
2021・10・22 一世
※五木寛之氏著・ただ生きていく、それだけで素晴らしい・PHP研究所