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大阪水曜ほっと集談会一世です。
燃える闘魂アントニオ猪木氏が星になった。
プロレスには無知な私であるが、若い頃氏の自伝を読んだことがある。
ブラジル移住での10代の過酷な労働、貧困により日々野草まで食べたと書かれていた。
若き日の生活の為の激しい肉体労働と砲丸投げに唯一の楽しみを見出し、あの強靭な体をつくりあげたそうである。
先日NHKの番組「クローズアップ現代」で亡くなる2か月前のアントニオ猪木氏の追悼インタービューを観た。
病床の中、氏は語る。
強い猪木だけが猪木ではない。
カッコ悪い猪木もさらけ出してあるがままでよい。
あるがままという言葉は、私にとって常に気になる言葉である。
森田療法で説かれるあるがままとは認識が異なるかもしれないが、それぞれのあるがままがあっても良いのではないか!
ビートルズの『Let It Be』 やアナと雪の女王の『Let It Go 』にも根底にあるがままが流れていると思う私です。
あるがままとは、単なるあきらめや開き直りではない、素の自分でもない。
森田博士は比喩としてこう述べられている。
夏は暑い。
嫌なことは気になる。
不安は苦しい。
雪は白い。
夜は暗い。
なんともしかたがない。
それが事実であるから,どうとも別に考え方を工夫する余地はない。
最後にアントニオ猪木氏の「生きていることが、メッセージ」という言葉が心に刺さった一世です。
2022.10.10 一世