大阪水曜ほっと集談会一世です。
ようやく季節の代わり目の抑鬱トンネルの出口が見えてきました。
またいつもの日常を取り戻しています。
今年は体力の衰えもあり少々きつかったです。
しかし寒暖差アレルギーでくしゃみが止まらない。
加えて昨日の芝刈りのやりすぎで目が痛い。
何でもやりすぎて落ち込みの繰り返しの日々です。
神経質の完全壁、執着性は年齢に関係がないようです。
ところであらためて生涯で最高のギフトは、抑鬱体験であったと思う私です。
抑鬱体験前と後では、別人格のようです。
日々戦争やコロナの報道に加え最近ではSNSを通じて起こる猟奇的な事件、給与は上がらず物価はどんどん上昇する中で、鬱にならないでのうのうと生きている方がおかしいのではないでしょうか?
あなたの心の痛みを感じるセンサーは、どこに行ったの?
ついついそう問いかけたくなる人間がいますね。
鬱になったら極めて人間的である証として称賛される世の中にならないものか?
抑鬱経験1回でお買物券1万POINT進呈、GOTO旅行割引2万円などがあれば面白いですね!
しかし現実には職場や友人場合によっては、家族にさえ鬱体験や神経質症状を伏せている人が多いのが事実です。
思い切って公表したら、意外と誰にでもあるよと共感される場合も多くあります。
私も正直、落ち込んでいる職場の仲間に森田療法のことや自身の経験を伝えるべきか否か、悩むことも多かったです。
中々社会生活では、本音で話ができないことも事実です。
厚生労働省のサイトによりますと日本では、100人に約6人が生涯のうちにうつ病を経験しているという調査結果があり、女性の方が男性よりも1.6倍くらい多いことが知られています。
世界的に認知されている森田療法ですが、残念なことに国や県など行政のメンタルヘルスのサイトに森田療法の表記があまりないことに違和感を感じています。
新型コロナの初期の頃、コロナに罹ることがまるで犯罪のような扱いでしたが、今は誰でも罹り特別視されることはありません。
同様に鬱についてもっと気軽に話せる職場環境や鬱を誰もが罹患する可能性がある心の風邪として受け入れる社会のあり方に生活の発見会も一石を投じたい。
この小さな波動が小波になってやがて大きなうねりになる事を願う一世です。
2022.10.14 一世