大阪水曜ほっと集談会一世です。
最近妙に疲れると感じていた私です。
休みの日も過労で何もする気力がなく、仕事をするための休息でした。
還暦だから仕方がないなぁと思っていましたが、気がつけば12時間近く仕事をしている事もあり、自分の馬鹿さ加減に呆れてしまいました。
同じ仕事をしながら、非正規が社員より長く低賃金で働く事で維持されている社会は歪ですが、これも現実ですね。
非正規で働く人の割合はどんどん増えて、先日も540万人と報じられていました。
再雇用による同じ職場、同じ仕事に大きな落とし穴がありました。
今まで学生時代のアルバイト以外に非正規での勤務経験がなく、何となく定年前の正社員と同じ感覚で働いていました。
コロナ過で最も打撃を受けた業種で働いている私ですが、コロナ感染者の減少と共に今度は人手不足地獄を体験しています。
人件費削減と自然退職により仕事の内容が多岐に及びます。
出きるだろうと言われついつい、何でも引き受けていると、どんどん仕事が重なって過労で倒れる寸前でした。
森田博士は、自然に服従し境遇に従順なれと説かれましたが、過労で倒れるまで働けとは言われておりません。
企業にとってこれほど都合の良い人間はいません。
相変わらず神経質特有の100か0かの両極端な私です。
現役世代の皆さん、企業は個人の幸せより利益を優先するところです。
疲弊して鬱やパニックを発症する前に、組織との関わり方を見直してください。
生活するためには当然お金は必要ですが、真面目に頑張れば給与が増えたりポストが用意されている時代ではありません。
それでも私が現役で働く事にこだわるのは生活以外に、評論家森田が嫌なのです。
評論家森田とは私が独断と偏見で使っている造語です。
現役から離れたことで寄り添い感が欠如し、本来の森田療法から離れ行動主義で自分の考えを押し付ける現象です。
若い頃行動、行動で乗り切ってきた世代に顕著です。
更にエスカレートすれば、暴言につながり人を追い詰める事にもなります。
森田先生は、事実を捻じ曲げた机上論を最も戒めておられます。
森田先生の時代には、このような理屈で物事をとらえる傾向は学生に顕著でした。
失礼ながら今は私も含めた定年後世代に顕著であると感じています。
悲しいことに、人間はどれほど辛い経験でも忘れるように出来ているのです。
あなたも20年前は、職場の人間関係で悩んでとらわれていたんじゃないのかとついつい言いたくなりますね。
喉元過ぎても熱さを忘れない、日々肝に銘じている一世です。
2022.10.9 一世