
大阪水曜ほっと集談会一世です。
今日は久しぶりに何も予定がありません。
朝から買い物に出かけて、食べたいと思っていたおでんを作りました。
5連勤の後のようやくの休みでいつものようにぼやっとYouTubeをみているとブログを書くのが午後になってしまいました。
定年後も基本週5日間勤務で、一ヶ月で最低4回はオンラインで発見会活動をやり、他にも毎月1回は他の定例会の活動をしている私です。
何も予定がないことが最高にうれしいです。
さてもはや思春期ではない、思秋期を生きている私です。
何となく生きているのがしんどいと思う日がありますね。
職場の人間関係の些細なトラブルであったり、家族の何気ない一言であったり、特に何の理由も見当たらない事もあります。
いつも元気で颯爽としてキラキラしているのが本来の人生であるとすれば、そうでない自分をついつい否定したくなりますね。
又吉直樹氏42歳、芸人としての成功だけでなく日本文学界の登竜門である芥川賞も受賞されています。
風貌も個性的で、私の好きな芸人さんのひとりです。
学生時代は、サッカーでインターハイに出場されるなど多彩な才能の持ち主です。
そのような彼でも芸人として売れずに自分の才能を疑い、ただただキッチンの排水溝を見つめ続けたような時期があったと告白されています。
YouTubeで大学の卒業生に向けた「バッドエンドはない、僕たちは途中だ」というスピーチが公開されています。
その中に自分に課しているもの、期待が大きすぎて、常にこうあるべきであるという思いが強すぎると挫折しやすい。
過剰に自分にも他人にも期待しないという意味でしょうか。
そういう時は一度自分が思い描いているビジョンを疑ってみることの大切さを説かれています。
現実と未来図に大きな差があるのですね。
これは森田博士の思想の矛盾の話と同じですね。
更に嫌な事とか、しんどい夜が続くときは、次に良いことが来ることへの前振りではないかと考えるようにしてきたと言われています。
とても学びになりました。
やはり自己実現をしたり個性的に生きている人たちはジャンルを問わず、森田の教えに通じるものがあります。
そこに森田療法の持つ時代や世代を超えた普遍性を感じる一世です。
2022.10.17 一世