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大阪水曜ほっと集談会一世です。
今月号の発見誌の挿絵は、テーマが映画「Shall we ダンス?」のキャラクターでしたね。
とても似ていて楽しいです。
ご覧になられた方も多いと思いますが、1996年に公開された邦画「Shall we ダンス?」が当時大ヒットしました。
中年サラリーマンの悲哀が、多くのサラリーマン層に共感を得たと同時に社交ダンスブームが到来しました。
私も観ましたが個性派俳優が勢ぞろいで、本当に面白かったです。
ダンスを教えるという立場の人間が、素人のダンスに対する姿勢から本来のダンスの意味や楽しさに気づく物語と感じました。
当時はわかりませんでしたが、趣味や娯楽がどこか仕事になってしまう当時の働き過ぎ日本人サラリーマンに、警鐘を鳴らす隠れたメッセージを発信していたように今は感じています。
さて、今月号のHSPと森田神経質の比較検討を題材にした記事を興味深く読ませていただきました。
衝撃を感じたのは、HSPには、向上発展欲に相当する項目がないという考察です。
ここに生まれた時からパソコンやコンビニがある若い会員を受け入れる大きなヒントが隠されていると思います。
私は、不安や症状の背景に向上発展欲があるという記述に以前からなんとなく違和感を感じていました。
以前に投稿しましたが、よりよく生きたいという欲望も個人差があり、私のようにぼやっと生きたい人間もいるのではないかと改めて感じています。
森田博士の説かれた生の欲望を、向上発展欲などど勝手に置き換えるところから行動重視の努力を基本としたアドバイスが生まれるのではないかという疑問です。
この件については、私の浅はかな知識では誤解を招きますので、もう少し勉強をさせてください。
集談会も公的な施設で黙々と勉強会ではなくて、ダンスを楽しみながら、時にはランチを食べながら森田を学んでも良いのではないですか?
Shall we ダンス?
2022.10.12 一世