大阪水曜ほっと集談会一世です。
昨夜は体調が悪かった。
胸痛のため寝付かれず弱気になった。
そんな中ある訃報が飛び込んできた。
経済アナリストの森永卓郎氏が原発不明がんのため逝去されたのである。
謹んでお悔やみを申し上げたい。
年齢差が五歳下の私にとって少なからずショックである。
残念ながら生前お会いしたことも、講演に伺ったこともない。
氏が2003年に予言された、年収300万時代が現実のものになった。
テレビ画面越しの森永卓郎氏はいつもニコニコしながら、
自分の主張は決して曲げないという印象であった。
森田博士は私たち神経質者には、
よりよく生きたいという生の欲望が強いということを指摘されている。
ただこれは神経質者に限ったものではない。
晩年の森永卓郎氏は、余命宣告を受けたわずか二年間の間に多くの書籍を睡眠時間も惜しんで出版されたと聞いている。
以前にもこのブログで何度もご紹介したが、
私たちの自助グループの顧問であられた、
専門医の河野基樹先生もまた晩年がんによる余命宣告を受けながら、
最後は命を削って森田療法普及のための車椅子での講演活動を続けられた。
ジャンルはまったく違うがお二人とも、
森田博士のいわれる生の欲望を完全燃焼された人生であったと思う一世です。
※今日の森田博士の言葉
死を恐れるのは生きたいためである。
生きんがためにこそ、死をも恐れる。
生きる欲望のないものが、どうして死を恐れたりする必要があるだろうか。
2025.1.29 一世