電車に乗っての移動を自粛し、徒歩で行ける近くの市民の森をデジ散歩♪
ちょうどヤマフジが見ごろでしたし、散策路脇にも様々な小さな花が咲いていて、楽しむことができました。
今日から数回に分けてご紹介をしていきたいと思います。
ニョイスミレ(如意菫) 別名:ツボスミレ
スミレの仲間の中ではもっとも花の時期の遅いもののひとつ
田の畦や沢沿いの林の中など、少し湿り気があればいたるところで見られるそうです
瀬上市民の森でも散策路脇のいたるところで花を見ることができました
花は直径1センチほど、唇弁に緻密な紫色のすじが入っている清楚なスミレです
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唇弁の色が紅紫色で上の唇弁にも1本ずつすじが入っている変わったニョイスミレだと思って
撮ってきました
画像を確認するとニョイスミレの葉は心形に対しこれは円形…
山渓ハンディ図鑑「日本のスミレ」で調べたところ
「ミヤマツボスミレ(深山坪菫)」に似ているような
でも、ミヤマツボスミレはニョイスミレの高山型で白山から八甲田山まで分布し、
北アルプスでは林縁の草原に見られるとのこと
細かい特徴などを観察をしてきたわけではないため、同定することはできませんでした
どなたか教えてください(^^;
( 撮影日:2021年4月25日 )
ボントクタデ(凡篤蓼) タデ科
水辺や湿地に生える1年草ということで、
確かに散策路脇の水辺にびっくりするほどの群落を作っていました
やはり、昨年の台風による土砂崩れで土が入れ替わったからでしょうか。。
毎年この花を撮るのが楽しみなのですが、撮るときは風との戦い
風が吹いていなくてもゆらゆら長い花穂が揺れます
シロバナイヌタデ(白花犬蓼)?
ハナタデ(花蓼)??
オオケタデ(大毛蓼) タデ科
瀬上市民の森へ行く途中で咲いていました
中国原産の1年草で、草丈は2メートル近くあり、
花は少し傷んでいましたが、紅色できれいです
( 撮影日:2020年10月4日 )
今日は友人を案内して鎌倉散歩♪
台風14号の影響で秋雨前線が活発化し、
せっかく咲き始めたキンモクセイが雨で散ってしまったので
案内できる花が無いのではないかとちょっと心配をしながらでした。
でも、東慶寺ではシオン、シュウメイギク、フジバカマなどが咲いていましたし、
海蔵寺でもシオン、フヨウ、ビナンカズラの赤い果実などなど、
楽しむことができました。
ただ、今日はカメラは家でお留守番でしたので、画像は残念ながらありません(^^;
今日から先週日曜に行った瀬上市民の森で撮った花などをアップしていきたいと思います
目新しい花は無いのですが、またお付き合いいただければうれしいです
ツルニンジン(蔓人参) キキョウ科
前回行ったときに見つけていた大きな株、
たくさんの果実と花が付いていて感動。。
手が届くところにあった花を撮りやすく位置を変えていたら、、、
ぽろっとすぽっと花(花冠と言うそうです)が取れてしまいびっくり!!
触ってしまってごめんなさい(*_*;
ツリフネソウ(釣舟草) ツリフネソウ科
例年は散策路脇で咲いていた花、
今回は散策路脇の小川の中で何か所も群落をつくってたくさんの花を付けていました
昨年の台風で土砂が流れ込んだ影響かも知れませんが、とても雰囲気があり見ごたえがあります
コバノカモメヅル(小葉の鴎蔓) キョウチクトウ科
見たいと思っていた果実をやっと見ることができました
花の大きさに比べかなり大きいことにちょっとびっくり、
次の目標は中から飛び出す種子♪♪
( 撮影日:2020年10月4日 )
タコノアシ(蛸の足) タコノアシ科
沼、河原、水田跡などの湿地に生える多年草で、
瀬上市民の森では2か所で見ることができます
画像最後のは関係者以外立ち入り禁止になっている水田の畦ですでに花は終わり
果実になっているようでした
花を見ることができたのは、今年はミゾソバの勢力が強く撮影できた1株と
少し離れた所でミゾソバに埋もれていたのとの2株程度
数年前まで見られた場所には姿がありませんでした
本来自然に生えるものですが、
保護をしていかないと消えて行ってしまうものなのかなぁと、近頃感じています
ジュズダマ(数珠玉) イネ科
昔は小川沿いなどでよく見ることができ、
黒くなる前の果実を集めてゴムや糸を通し、腕輪を作りました
花をじっと観察することは今まであまりありませんでしたが、
よ~く見てみると先に雌花(らしき白いヒゲ状のもの)が出て、
それが枯れてくると雄花(細長く黄色い花のようなものが多数ぶら下がっている)
のが後から咲くようにみえます。
図鑑には
『上部の葉のわきから多数の花穂を立てる。
長さ9~10ミリの固くてつやのあるつぼ(苞鞘/ほうしょう)のなかに雌性小穂があり、
その先に2~3個の雄性小穂が垂れ下がる。雄性小穂は早く脱落する』
と書いてありました
なんだかわかったようなわからないような…
オオニシキソウ(大錦草) トウダイグサ科
これもまた厄介な花
何がどうなっているのか解説を読んでもイマイチ理解できず(^^;
それでも見かけると撮りたくなる花♪
『側生する小枝の先に杯状花序をつける。
腺体には、エプロン状で白色または赤味を帯びた花弁のような付属体がついている
蒴果は滑らかで毛はない』という図鑑の説明
この花に関しては面白いから撮った…ということで(*^^)v
アメリカタカサブロウ(亜米利加高三郎) キク科
タマアジサイ(玉紫陽花) アジサイ科
昨年の台風被害の斜面崩落でかなり犠牲になったようですが、
負けずに頑張って咲いている株もたくさん♪
ニガクサ(苦草) シソ科
昨年の斜面の地滑りででた土砂の上に生えていました
大きな株ではなく小さ目の一株
でも、まわりがまだ藪になっていないので撮るのは楽でした
( 撮影日:2020年8月30日 )
ヒヨドリジョウゴ(鵯上戸) ナス科
意外に時期を逃すと見つけられない小さな花、
花後は他のツル植物や木と一緒に藪のように繁茂してしまうので、
赤く熟した果実になるまで待つしかありません
今回はちょうど花の時期に当たったようで、ここにも生えていたのかと思うほど
たくさんの花を見ることができました
ただ残念だったのは繁茂していたのは小川を隔てた山側…
でも、久しぶりに見ることができたので(*^^)v
名の由来は、ヒヨドリがこの赤い果実を好んで食べることからだそうです
アメリカイヌホオズキ(亜米利加犬酸漿) ナス科
北アメリカ原産の1年草
イヌホオズキと見分けるのは難しいのですが、
近所で見られるのはほとんどはアメリカイヌホオズキだと聞いています
花後に5~8センチの黒い球形の果実をつけますが、
図鑑ではつやの有る果実はアメリカイヌホオズキ、
つやのない果実はイヌホオズキと書かれています
ヤブツルアズキ(藪蔓小豆) マメ科
見るたび撮るたび「どうなってるの?」と聞きたくなる不思議な花の構造
つる性の1年草で藪や植込みの上に覆いかぶさるように蔓をのばし、
1.5~1.8センチほどの淡黄色の花をつけます
アオツヅラフジ(青葛藤) ツヅラフジ科
雌雄異株で、今回撮ったのは雌花でした
先端が2つに割れている黄白色のが花弁で6個、直径5ミリも無いほどの小さな花です
果実は直径6~7ミリほどで藍黒色に熟し、白粉をかぶります
イケマの実
ツルニンジン(蔓人参) キキョウ科
別名:ジイソブ
今回は開花したのは見られませんでしたが、
たくさんの蕾がついた株を見つけることができました
山麓や平地の林の中に生えるつる性の多年草で、
根が太く朝鮮人参に似ているところからこの名が付いたそうです
( 撮影日:2020年8月30日 )
8月最後の日曜日、瀬上市民の森へ久しぶりに行ってきました。
この日は体感的には今夏一番の暑さだったような…
日頃あまり汗をかかない体質なのですが、背中を汗が流れていくのを初めて感じました。
じっと構えて撮影をしたいけれどじっとしていられないほど(^^;
撮影枚数は4時間で300枚程度で、木陰での休憩時間がいかに長かったかという結果です
それでも、気になっていた花を撮ることができ楽しむことができました♪
今日から数日に分けてアップをしていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
コバノカモメヅル(小葉の鴎蔓)
今年は舞岡公園でも撮ることができたのですが、
やはり瀬上のコバノカモメヅルは撮らねば…
いつのも場所以外でも蔓をのばしたのを見つけ(まだ蕾でしたが)
いつもの場所ではたくさんの花を見ることができました♪
この花の魅力は、何といっても細い花弁の先がキュッと捻じれているところと色合い♪♪
きっと来年も撮らずにはいられない花です
スズメウリ(雀瓜)
先日の横浜自然観察の森では見つけられなかった雌花、
瀬上では雌花と雄花が並んでいるのが多数
熟して白くなった果実も並んでいましたが、なぜかカメラの中には見当たらず
暑さのあまり木陰に避難した後撮り忘れてしまったと思われます
ヨウシュヤマゴボウ(洋種山午房)
近づいて撮れる所にはこの小さな一株だけでしたが、
花も実もあって一応OK
この画像のは、花弁に見えるガク片が5個、雌しべは6個、雄しべは10個ですが、
どうも雌しべ・雄しべの個数は個体差があるような…
果実はこのあと黒紫色に熟し、つぶすと紅紫色の汁が出て、昔は色水遊びをしましたっけ♪
ガガイモ(蘿藦)
一昨年、立派に咲いていた花を蔓ごと持ち去られて、昨年は見ることができなかった場所
今年は蔓を伸ばし花をつけ始めていました
咲いていたのは画像のだけでしたが、他の場所でも蕾を確認できました
復活してくれて一安心、良かったです
( 撮影日:2020年8月30日 )
連休の2日目、北鎌倉・東慶寺に約40日ぶりに行ってみました。
観光客はまばらで、境内はとても静かでした。
6/29から「東慶寺 大地の再生プロジェクト」が行われているためか入山料は無料、
本堂にも上がることができ、いつもと違う境内の様子を楽しむことができました。
(カワラナデシコ)
瀬上市民の森で楽しみにしている花「ミズタマソウ」が咲き始めていました♪
前回訪れた時にはかなり刈り込みがされていたので、
無くなってしまっているのかもしれないと心配をしていましたが、、、
野の花たちは逞しい(*^^)v
ミズタマソウ(水玉草)
アカバナ科
白い毛のある果実を水玉に見立てて「水玉草」
花が終わって果実ができ、
少し離れた所からみると確かに水玉が下がっているようにみえます
花弁はハート形で2個あり、雌しべの柱頭が釣鐘のようになっていて可愛いです
( 撮影日:2020年7月19日 )
3日ほど更新をさぼってしまいました(^^;
このままいくとさぼり癖がまた出てしまいそうなので、
19日(日)に3か月ぶりに行った瀬上市民の森で撮った花をご紹介しようと思います。
毎年のおなじみの花たちですが、開発計画が着々(?)と進んでいきそうな中、
いずれは見られなくなる花もあるかもしれませんので…
メガネツユクサ(眼鏡露草)
花弁に白い覆輪があるのが特徴で、ツユクサの品種のひとつと紹介しているサイトと
変種のひとつとしているサイトがあります
この花は瀬上に行く途中の民家の生垣下に咲いていて、
上手くこの花の時期にここを通れば、必ず撮りたい花です
今年は例年に比べ白っぽい印象で、清楚さアップ♪
ツユクサ(露草)
もちろん普通のツユクサも見れば撮りたい花♪♪
花弁の色が普通の、薄いの、、そんな違いを見つけるのもまた楽しいのです
( 撮影日:2020年7月19日 )
4/12撮影の瀬上市民の森のアップは今日で終わりです。
お付き合いくださり、ありがとうございました(*^^)v
明日からは3/15・4/5撮影の舞岡公園の花たちをご紹介していく予定です。
引き続きご覧いただければうれしいです。
ナツグミ(夏茱萸) グミ科
山野に生える落葉小高木です
葉脈に数個の花が垂れ下がって咲き、6月頃には果実が赤く熟し食べられます
が…渋いです(*_*;
( ↑ 雌花 )
( ↑ 雄花 )
コクサギ(小臭木) ミカン科
山野の林下や谷間などに普通に生える落葉低木です
雌雄異株で花弁とガク片は4個、雄花は直径4ミリで雄しべは4個、
雌花は少し大きく子房は4個で退化した雄しべがあるそうです
散策路のあちらこちらで見られたのですが、
まだ名前を知らなかったので花の様子をよく見ようと思い触ったところ
手がとても臭くなり触ってしまったことを後悔でした(^^;
最後は瀬上市民の森の散策路から撮った風景をご紹介
新緑の里山を散策している気分になっていただければ幸いです
夏になると荻などが生える所ですが、今は草原です
まだ田起こしはされていませんでしたが、
秋には稲穂が頭を垂れる風景が見られます
ナツグミの木、遠かったので肉眼ではなにかわかりませんでしたが、
パソコンで拡大するとナツグミでした(^^♪
ヤマツツジ、まだ蕾でしたが…
散策路奥の瀬上池、楓の新緑が水面に映えてきれいでした
花を付けたサクラが1本まだ残っていました
散策路脇には何も無いように見えますが、
カキドオシやニョイスミレ、タチツボスミレなどなど様々な小さな花が咲いています
帰り際に振り返り1枚♪♪
( 撮影日:2020年4月12日 )
不要不急ではないので迷いに迷ったのですが、
今日は同じ区内にある舞岡公園へフデリンドウを撮りに行ってしまいました(^^;
瀬上市民の森が終わってからアップをしたいと思っていますので
ご覧いただければ嬉しいです
今日も瀬上市民の森で撮った花たちのご紹介です♪
ヒメリュウキンカ(姫立金花) キンポウゲ科
園芸用に栽培されたものが野生化し、日本全国に広がった帰化植物だそうです
息子たちが小さかった頃からこの花が咲いているのを見ていましたが、
ずいぶん昔から生えていたことにびっくりです
キツネノボタン(狐の牡丹) キンポウゲ科
田んぼの脇に生えていたのでタガラシ(田枯らし)だと思っていましたが、
ガク片が反り返るなどの特徴からキツネノボタンとしました
溝の傍や田の畦、湿り気のある道ばたなどに生える越年草です
和名は、野原に生え葉が牡丹を思わせることによるとのことです
ニリンソウ(二輪草) キンポウゲ科
山麓の林のふちや林内、竹林、土手などに生える多年草です
瀬上市民の森では2か所で見ることができましたが、
たぶん両方とも植栽されたような雰囲気です
でも、少しずつふえて群生をしてくれるといいなぁと思っています。
北鎌倉・浄智寺界隈では土手や林のふちで自生をしています
早く新型コロナウイルスの感染が終息し、鎌倉にも行けるようになりますように♪♪
( ↑ 雌花 )
( ↑ 雄花 )
スイバ(酸葉) タデ科
野原や田畑のあぜ道などに生える雌雄異株の多年草
この極小の花の精緻な作りをデジタルカメラで撮影を始めるまで知らずにいたことは、
とってももったいないことだったなぁと…
でも、風に揺れるスイバの撮影は息を止め、酸欠との戦いです(*_*;
( 撮影日:2020年4月12日 )