花ごよみ

小さな田舎町ですがいろんな野生植物が春~秋にかけて咲きます。順次紹介したいと思います。   

八月中旬の花。

2013-09-26 14:55:23 | 日記



              シロシャクジョウ。
(ヒナノシャクジョウ科)「和名、白錫杖」 [徳島県絶滅危惧1類]
本州中部から南部の湿った樹下にはえる白色で無葉の多年生。高さ6~15cm。




              ヌマトラノオ。
(サクラソウ科)「和名、沼虎尾」
沼や川のほとりに生える。茎は高さ40~70cm。夏、茎の頂に直立した総状花序を作り、多数の小さな白色の花を密につける。花柄は長さ3~4mm。




              ナツエビネ
(ラン科)「和名、夏海老根」徳島県絶滅危惧1類、環境庁絶滅危惧2類。
表日本では千葉県清澄山から以西のやや湿った暖帯林の落葉樹林内に、裏日本では青森県以南の温帯林の湿った斜面にはえる地生ラン。花色はほとんど白色から深い桃紫色まで異変がある。
開花は7月中旬から8月下旬にわたる。




              ウエマツソウ(トキヒサソウ)
(ホンゴウソウ科)「和名、植松草」徳島県絶滅危惧1類、環境庁絶滅危惧2類。
本州の中部以西、新潟、四国、九州の林中の腐った葉などの間に生える多年生。暗紫紅色で、雌花は径4~5mm。和名は、この植物を最初に土佐で発見した、時久、植松両氏を記念したもの。




              ホンゴウソウ
(ホンゴウソウ科)「和名、本郷草」徳島県絶滅危惧1類、環境庁絶滅危惧1B類。
本州中部、南部の樹蔭の枯葉の間に生える多年草。小形で高さ、約5cm。夏から秋にかけて開花し、小形で紫色の総状花序をなして茎に頂生する。和名は初めての産地、三重県三重郡楠村本郷の林の樹蔭で見出されところに由来する。






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八月初旬の花。

2013-09-26 11:04:44 | 日記


ベニシュスラン(ラン科)[和名、紅繻子蘭] 「徳島県絶滅危惧1類」
暖地の常緑樹林下の湿った地にはえる常緑の地生ラン。3cmほどの細長いロ-ズ色から黄味を混ぜた淡紅色の花をつける。花期は7月上旬~8月中旬。




ヒナノシャクジョウ(ヒナノシャクジョウ科)[和名、雛錫杖] 「徳島県絶滅危惧1類」
本州の中部から南部の暗い森林内にはえる白色で葉のない多年生草本。茎は1本細く直立し、長さは3~8cmくらい。花は白色、長さ6~7.5mmくらい。世界に10属約30種。日本に2属5種がある。




アオフタバラン(ラン科)[和名、青双葉蘭] 「徳島県絶滅危惧1類」
日本の特産で、おもにクリ帯のスギ林の林床を好み、小群落を作る。表日本を青森から九州中部の山地に分布。花期は7月中旬から8月下旬、九州では9月に入ることもある。




イイヌマムカゴ(ラン科)「和名、飯沼零余子」[徳島県絶滅危惧情報不足、 環境庁絶滅危惧1B類]
北海道渡島半島から本州を経て九州(霧島)までの林下に生える日本特産種。茎は直立し高さ20~35cm。7~8月頃、茎の先にかたまった穂になって黄緑色を帯びた細花をつける。花は僅かに2mm。




ヒナノキンチャク(ヒメハギ科)[和名、雛巾着]
本州、四国、九州の山ろくや原野にはえる1年生の小草、無毛で高さ約7~15cm。夏秋の頃、枝の上に穂のようなながい総状花序を作り、上部に短い小花柄のある多数の小花をつける。ヒナノキンチャクは果実の形から巾着に見立て付けたもの。




キレンゲショウマ(ユキノシタ科)[和名、黄蓮華升麻]
紀伊半島、四国、九州の深山にまれにはえる多年生。8月に茎の先に円錐状の集散花序の花を開く。日本名は黄花を開くレンゲショウマ(キンポウゲ科)に似た植物という意味。




レンゲショウマ(キンポウゲ科、別名、クサレンゲ)「和名、蓮華升麻]」 [徳島県絶滅危惧1類]
山中の樹下にはえる無毛の多年生。高さは40~60cm、茎は直立する。夏、茎の上部に長い花枝を分岐し、上部はまばらな総状花序となり、有柄のかなり大きい淡紫色の花をやや下向きにつける。花の径は3,5cm。本種は日本特産の一つである。










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