花ごよみ

小さな田舎町ですがいろんな野生植物が春~秋にかけて咲きます。順次紹介したいと思います。   

ミズトンボ

2013-10-05 11:09:52 | 日記



         ミズトンボ(ラン科)「水蜻蛉」(別名、アオサギソウ)
徳島県絶滅危惧1類。 環境庁絶滅危惧2類。
暖帯から温帯の日当たりの良い湿地にはえる地生ラン。高さ30~50cm。花期は7月中旬から9月上旬。条件によりむらがあり10月上旬に及ぶ。










         ツルリンドウ(リンドウ科)「蔓竜胆」
山地の林下に生え、茎は細長く地にはい、他物にまつわり、長さ30~60cm。秋、葉腋に淡紫色の花をつける。




         コウホネ(スイレン科)「河骨」
各地の小川、小溝、池沼にはえる多年生の水草。夏、長く直立した緑色円柱形の花柄の先に1個の黄色の花を上向きに開く。本州、四国、九州に分布。
[薬用]漢方では太い根茎を川骨(せんこつ)といい、アルカロイドを含み、健胃、強壮、止血剤として、産前産後の病や、出血、神経衰弱、外傷などに用いる。






  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ダイサギソウ

2013-10-03 17:13:18 | 日記


        ダイサギソウ(ラン科) 「大鷺草」
「徳島県絶滅危惧、1類」  「環境庁絶滅期危惧、1B類」
暖地の向陽の山地で湿った林縁にはえる多年生の地生ラン。茎は地下の塊根から直立して高さ25~60cm、円柱状で節は高くならない。蕾は黄緑色だが純白の花を開く。花期は8月上旬から10月上旬にわたる。果実は長さ1cm。和名の大鷺草はサギソウに似た花を開くが株全体が大形であることによる。














  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

九月初旬の花。

2013-10-01 21:13:20 | 日記



             珍しくもない路傍に咲いている身近な花。


        カリガネソウ(別名、ホカケソウ)[和名、雁草、帆掛草]
徳島県絶滅危惧2類。クマツヅラ科の多年草。北海道から九州の山地に生え、全草に悪臭がある。
高さ1メ-トル前後。茎は四角形で直立し上方で枝分かれする。葉は対生し長さ1~4cm。




        フジナデシコ(別名、ハマナデシコ)[ナデシコ科]
海岸地に生える多年草。茎は数本叢生し、高さ20~50cm。7~8月頃、茎頂に衆散花序をだし、多数の紅紫色の花を密集する。和名の「藤撫子」は花の色にもとずいたもので、「浜撫子」は海辺に生えるからである。




        ツリガネニンジン(別名、ツリガネソウ、トトキ)[キキョウ科]
和名、{釣鐘人参} 変化の多い植物で、山野にふつうに生える多年草。高さ60~90cm。花冠は青紫色で鐘形、5裂し、長さ13~22ミリ、下垂する。若芽を「トトキ」といい食用となる、美味。




        ナンバンギセル(別名、オモイグサ)「ハマウツボ科)
和名、[南蛮煙管]で全形たばこのパイプに似るのでいう。草地に生える一年生の寄生植物で、すすき、みょうが、サトウキビなどの根に寄生する。高さ15~18cm。花冠は筒状で長さ3~3,5cm。




     

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする