初めて補助輪無しで自転車に乗ったのは
幼稚園の頃かすでに小学生になっていたのか忘れてしまった
でも場所は今でも覚えている
家の近くにあった小学校の運動場
すでに薄暗くなりかけていたのに
比較的多くの人達がいたのは
そこでなにかが行われていたのかも知れない
親に後ろの荷台を持って貰いながら
こぎ始めた
少しすると
倒れる方にハンドルを切るように
という声と共に
荷台から手を放されたのを感じた
ブレーキをかける余裕などはなく
何故か必死でペダルを漕ぎ続けながら
倒れる方にハンドルを切った
右に左に大きく揺れながらも
倒れそうになる方にハンドルを切っている内に
あまり蛇行せずに自転車が進むようになった
確かに倒れそうな方向にハンドルを切ると
体勢を持ち直せるという自信とともに
その日あっという間に自転車に乗れるようになった
倒れ込みそうになり
不安で何か怖いことがあれば
誰だってそこから身を離そうとする
でもそうすると自転車と一緒で
かえって行きたくない方向に進んだり こけてしまったりする
何があっても恐れずに
しっかり不安と向き合うことが
不安から逃れる
最も確かな方法なのかも知れない
倒れそうな方向に
自転車のハンドルを切るように
幼稚園の頃かすでに小学生になっていたのか忘れてしまった
でも場所は今でも覚えている
家の近くにあった小学校の運動場
すでに薄暗くなりかけていたのに
比較的多くの人達がいたのは
そこでなにかが行われていたのかも知れない
親に後ろの荷台を持って貰いながら
こぎ始めた
少しすると
倒れる方にハンドルを切るように
という声と共に
荷台から手を放されたのを感じた
ブレーキをかける余裕などはなく
何故か必死でペダルを漕ぎ続けながら
倒れる方にハンドルを切った
右に左に大きく揺れながらも
倒れそうになる方にハンドルを切っている内に
あまり蛇行せずに自転車が進むようになった
確かに倒れそうな方向にハンドルを切ると
体勢を持ち直せるという自信とともに
その日あっという間に自転車に乗れるようになった
倒れ込みそうになり
不安で何か怖いことがあれば
誰だってそこから身を離そうとする
でもそうすると自転車と一緒で
かえって行きたくない方向に進んだり こけてしまったりする
何があっても恐れずに
しっかり不安と向き合うことが
不安から逃れる
最も確かな方法なのかも知れない
倒れそうな方向に
自転車のハンドルを切るように