Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

ダンディー爺さんを目指して 日々を生き抜く
ダンジーブログ

抑制

2008-05-24 | 想い・雑感
理性的であることが
良いことと感じ また信じている人が多い
私もその一人       datta

欲するままに
欲する方向に突き進むことを
理性がうまくコントロールし
よい方向(あくまで理性的によいと思う方向)に
より効率的に運んでくれる

社会で生きていく上で
この上なく便利な道具であることは間違いない

でも理性は
本能に対する抑制系の命令であるという認識は必要

患者さんの中で
良い患者さんといわれる方の中には
この抑制系が極めて強いために
感じたことを表に出さない人がいる

良い子と言われる子供の心の中が
非常に傷ついていることがあるように
良い患者さんといわれる方も
実は随分つらい思いを抱えていることがある
そしてそれが突然爆発することがある

どんなことでも押さえすぎるのは良くない

最近では
理性的であることが正しいというわけではない
と宗旨替えをしつつある私である

まあこれは
理性で押さえきれない自分がある
ということへの言い訳かも知れませんが

ほたるのひかり

2008-05-24 | 想い・雑感
市政だよりのようなものに
近隣にある蛍の名所なるものが紹介されていた
もうそういう季節なのですね

ほたると聞くと
その儚い風情から
いろいろと皆さんも思いを馳せるでしょうし
懐かしい 少し胸の痛む思い出などもおありでしょう

私の場合思い出すのは
風景とすれば
車を止めた細い道を埋め尽くすような無数の淡い光が
風に乗って一気にサーと流れていく幻想的な状況

でも最も思い出すのは
全く詩的でないのですが
中学校校舎端の2階にあった理科室での授業
蛍の光を作り出すエネルギーは
ATPという物質だという内容だった

光といえば電気とか電流とかいうイメージしかなかった坊主は
単なる物質から光が生まれるという事実に
かなり驚いた
その記憶が鮮明に残っている

そのときの理科の先生の顔もはっきり覚えている
そしてその先生が現在
ほたる館という施設の施設長をされているのにも
何か因縁を感じる