Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

ダンディー爺さんを目指して 日々を生き抜く
ダンジーブログ

夕暮れ

2008-11-04 | 想い・雑感
夕方4時ころ窓の外を見やると
まだ明るい
しばらく仕事をしてふと気がつくと
ほとんど真っ暗

太陽が時間当たり天球を移動する角度に
季節によって差があるはずはないが
まだ明るいだろうと思う人の感覚とずれて
あっという間に暗くなってしまう状況から
秋の夕暮れをつるべ落としと形容したのだろう

私が幼少のころ過ごした町には
すでに井戸自体が珍しかったが
ないわけではなかった
その井戸には滑車がありその両方からつるべが下がっていた
この状態では落とすというほどの勢いでつるべが下りるわけはないので
つるべ落としと呼ぶ場合のつるべは
一つに縄が付いているだけのものを意味しているのだろう

人生において
過ぎ去った日々を見やると
その時はあっという間に過ぎたように感じるが
年とともに時間が早くなるとは
多くの人の感想である

人の一生を四季に例えるとき
人生における秋がいくつくらいからを指すのかはわからないが
中年から老年へと移りゆくその季節において
あっという間に減りゆく時間を想像すると物悲しい気持ちとなる

ただいよいよ冬が深まりゆく頃には
逆に少し緩やかな時の流れに身を任すことができることに
わずかな期待をするばかりである