Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

ダンディー爺さんを目指して 日々を生き抜く
ダンジーブログ

親という字

2010-03-09 | 想い・雑感
最近漢字物語
というウェブページに出会い
ちょくちょく覗いている

漢字学者の白川静さん(故人)の研究を基に
共同通信社編集委員兼論説委員の小山鉄郎氏が
漢字の体系的な仕組みを解説してくれている

その中の 親 という字についての解説で
これは新しくできた位牌をじっと見ている姿からできた字
とされているのを見て

親というのは
亡くなった後に
あらためてその有り難味を深く知ることができる
ということともつながるのだろうな
と思いました

時には子供が先立つこともあるでしょうから
そんな時親は子供の位牌をそっと抱きしめるかもしれません
でも順番はやはり親が先ですね

しかし最近
子供を殺害し
その位牌を拝むこともしないのではないか
と思える事件が複数報じられています

親の死はいつまでたっても
胸に染み入って来る悲しさを伴ないますが
親のありがたさを 
位牌を見上げながら感じることができる私は
幸せなのでしょう



ちなみに

親という字の解説で
木の上に立って子供の帰りを心配しながら見ているのが親という字だ
なんてことを言われたことがあります

「子供が親の帰りを待って木の上に上るのはわかるが
何処の親が木の上で子供の帰りを待つものか」

という疑念を
そのときの私は持ちましたが

漢字物語がそれをやっと晴らしてくれました