Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

ダンディー爺さんを目指して 日々を生き抜く
ダンジーブログ

アニマル・セラピー?

2012-01-27 | 想い・雑感
救急外来を出たところに
大腸癌に対する抗がん剤治療のために
定期的に短期入院を繰り返しているDさんがおられた

どうしたのかと近づいてみると
猫をじっと見ている
そのうち両手でやさしく撫ぜ始めた

「4匹生まれた中で今見かけるのは母猫とこれだけだねぇ」
私と目が合ったDさんはおっしゃる

そうか母猫だったんだ

どうりでえさをあげても
後からそっと食べ始めるはずだ


猫を気に留めるのはDさんだけでなく
入院中の方が
猫の横にしゃがみこんでいるのをよく見かける

元気な方よりも
命あることの有りがたさ 喜び
を深く感じているのでしょうね

猫を慈しんでいるのか
猫に慰められているのか

恐らく両方ですね
命あるものとのふれあいを通じて
命の暖かさを実感しているのでしょうね