Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

ダンディー爺さんを目指して 日々を生き抜く
ダンジーブログ

酒量

2014-10-27 | 想い・雑感
 「酒は天の美禄なり」と貝原益軒も述べてくれている。ただし、養生訓の中では、飲み方の注意も細かく記述されている。その注意を聞くことができるようであれば問題はないのだが、一旦飲み始めればコントロールは難しい。何度となく二日酔いの苦しみを経験した後もよい加減で盃を置くことができないのだから、ほどほどにしておく、中庸を極めるということは、人にとってよほど難しいことと思われる。
 しかし、年齢とともに二日酔いとなるほどは飲まなくなる。というよりは、飲めなくなる。決して達観できたわけではなく、代謝能力が落ちるとともに、当然のごとくアルコールの代謝も滞るようになっただけである。しかし、まあ体を壊すほど飲めなくなったわけだからもう問題はなかろうと思っていたら、二日酔いにならない程度の酒量でも体調を崩すようになってきた。
 特に呑んでいるうちにうっかりそのまま寝入ってしまったりするとてきめんである。お酒は体を温めると思っている人が多いが、アルコールによって体表の血管が拡張するので体温はどんどん奪われることになり、結局は体を冷やしてしまう。飲んだ上に、そのまま寝入ってしまえば、冷えという外邪に年季の入った体はたちまち白旗を揚げてしまうことになる。いやはや、寂しいことだ。まあ、年相応にお酒を愛でましょう。

足裏のツボ

2014-10-27 | 想い・雑感
温泉地の風呂底に丸石などを埋め込み、突起を設えていることがある。子供の頃それを見つけて、なんの目的か親に問うと、足のツボを刺激するためとの答えだった。ところが、いくらそこを踏んでも、何の刺激も感じないので答えの意味がわからなかった。
いつの頃からかその意味が痛いほどわかるようになった。身体の何処のバランスがどう崩れているのかはわからないが、かなりの刺激となって突起が襲いかかる。
先日は、やたらと突起が付いている木製の下駄を履いてみた。
三歩歩まず…

視点

2014-10-27 | 想い・雑感
山あいの道でバイクをゆっくり走らせていると、動物が前を横切っていくことがある。イタチ、たぬき、鹿などが横切っていく。猿の一団やうり坊を連れたイノシシが横切っていったこともある。
一方で、事故で命を落とした動物を路上に認めることもある。
人から見ると、道を渡るとは危ないなぁ、ということになる。しかし動物から見れば、普段通る獣道に、人が勝手に道を作ったことになる。視点によって見え方が大きく異なるわけだ。
人と人、組織と組織、国と国との関わりの中でも、視点による違いと言うものを、押さえておく必要がある。手前勝手な意見や行動は、摩擦熱を生じ、下手をすれば発火点に達する。国家間にそんなことが起こればえらいことである。