お役所から病院へ、
「エボラ出血熱が疑われると判断した場合は、
適切な感染防止対策を行い、
速やかに、○○○課(電話:×○△)までご相談ください。」
との連絡
そういうのは簡単ですが
疑わしいと判断した時点で
医療関係者だけでもかなり接触してしまっている可能性が高いから
適切な感染防止対策する前にすでに感染している危険がある
また防止対策といわれても
1類感染症に対する防護措置がとれるような病院
など数少ないだろう
もちろんうちの病院は無理だと思う
そういう状況を考えれば
一旦国内に入れば
押さえ込むのはかなり難しくなりそう
映画「感染列島」で取り上げられた呼吸器感染症は
まだタミフルなどが有効である可能性があったが
エボラ出血熱には有効な治療方法がない
日本国内で広げないためには
国際線が発着する空港での
徹底したスクリーニングが必要だと思う
しかし空港で引っかかった時点で
同じ便の乗客・乗務員はすでに感染している可能性があるし
完璧なスクリーニング方法などない
だからさらに上流での対策をしなければ
世界の感染者が来年1月には最大140万人まで膨れあがる
というCDCの試算も現実となるかもしれない
感染対策というのは
実に難しい