日が差せば影ができる
影の濃さは物体によって異なる
物体によってどの程度光を通すかが異なるからね
物体が重なったりすれば
影だけをみて区別することはむつかしくなる
X線は体を通り抜けるわけだが
100%通り抜けるわけではなく
体の中の状況により少しずつ吸収されたのちに
残ったものが通り抜けていく
その通り抜けたものを写真にとるわけだから
X線による影を見ているのと同じ
胸のレントゲン写真ではよくわからない病変もあるわけです
早期の肺がんなども胸部レントゲン検査では見つからないことが多いので
疑いがある場合やしっかり検診したい時などは
胸部のCT検査が必要になります
CTはぐるりと360°方向からレントゲンを照射して
その情報をコンピューターで計算して
画像として作り上げますから
随分と細かい変化まで見ることができます
今回のCOVID19感染による肺炎でも
軽度のものや初期のものは
CTでなければ検出できないような例がみられるようですね