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Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

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ダンジーブログ

胃癌の症状

2006-01-30 | 医療・病気・いのち
 「何も症状が無かったのに、いつの間にこんなに進行していたのでしょうか。」
 患者さんから良く受ける質問です。

 胃癌は症状も無く静かに進行していく場合も多いので、定期的に検査を受けるほうが、より早期に見つかる可能性が高くなります。

 ちなみに、以下のような症状が主なものです。必ずしも胃癌だけに見られる症状ではありませんが、症状がある方はぜひ医療機関で検査をうけてください。

 早期胃癌の段階では症状が出にくいのですが、心窩部痛、胃部不快感、出血(吐血、下血)などでみつかることがあります。ただし、早期がんの段階で症状が出現し、癌が見つかる方は幸運な方だと思います。

 進行がんになると痛みが出現することもありますが、意外と痛みが主な症状であることは少ないようです。体重が減る、吐き気が持続する、全身倦怠感がある、食事が食べられない、吐血や下血をおこす、上腹部にしこりを触れるなどの症状が主なものです。このような症状が出てくると、中には手術自体が無理なほど進行している方も含まれてきます。

 中には全身に転移を起こしていてもほとんど自覚症状は無く、血液検査で貧血といわれ検査を受けに来た、という方もおられます。

 自分の身を守るには、定期健診がもっとも近道と思います。ただし、それで100%安心とも言い切れないところが難しいのですが…。


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